※3月2日以前の日記は、前ページに掲載
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《2008.3.3〜5》
3月3日(月)桃の節句は、朝から思わぬ雨。そして、大陸から黄砂も飛来したそうです。
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雨のため、予定していた新金岡駅C出入口での議会報告は中止。午後から、健康管理のため年に1回診察を受けることにしている旧知の医師を訪ねて大阪市内の病院へ。実は、昨年1月の予約をまったく失念していて、2年ぶりの受診となりました。私の方には異常所見はなかったのですが、ドクターご自身は訳あってダイエットされたとのこと。
事務所に戻って、明日の本会議での発言準備にかかりました。開会冒頭に上程される「道路特定財源の確保に関する意見書」について、質疑と討論をする予定です。
3月4日(火)また寒くなりましたが、ボロニア・ピナータが春を呼んでくれているようです。
きょうから3日間は「大綱質疑」の本会議。市長から提案があった来年度予算案や関連議案について、会派を代表して質疑を行う日です。その冒頭で、自民党や公明党などから「道路特定財源の確保に関する意見書」が提案されました。この種の意見書や決議は、本来、最終本会議に諮ることになっています。市民意思を代弁して、市議会が国会や政府機関などに意見を送るわけですから、会期中に時間をかけて内容調整をするため、そのような手続きをとることを、「議事運営に関する要綱」で定めているのです。
そんな原則を曲げてまで、自民党や公明党が意見書の早期採択を求めたのは、開会中の国会で民主党など野党が迫っている暫定税率廃止の動きに圧力をかけるためです。全国市議会議長会の呼びかけで、全国的にそのような運動を進めようとしています。
しかし、今朝の朝日新聞には、国民の59%が道路特定財源の一般財源化を求めているという世論調査の結果が掲載されました。また、衆議院で強行採決されたガソリン税上乗せ10年間延長の法案にも反対が58%(賛成28%)に上っています。そんな世論に目を向けず、まるで堺市民の総意であるかのような意見書を送ることは間違っている…と、私は主張しました。
ところが、民主党市民連合(民主・社民)の皆さんは、きょうの本会議でも「保留」と表明。その瞬間、自民党席から“にんまり”とした顔を私に向ける議員もいました。政権交代の期待を託せる政党は、また消えてしまったのでしょうか。
ともあれ、質疑と討論に立った私の発言などで1時間の審議の後に大綱質疑が始まり、公明、自民、民主の各代表が質問しました。それでも会議時間を余らせた本会議が終わったところに、タイミング良く突然の来客。その後、市当局との協議などを済ませて、夜は、定年退職のため市役所剣道部を退部する職員の方々の送別会に参加しました。
3月5日(水)風があって体感温度は下がりました。しかし、明るさが春を予感させます。
新金岡駅C出入口での駅前議会報告を終えてから、本会議へ。2日目の大綱質疑は共産党とほか2会派ですが、昨日よりも30分ほど長くかかりました。閉会後に下水道部から「堺浜関連下水道事業」(約107億円)の説明があって、水道工事のように随意契約としないことにしたとのこと。また、シャープ敷地内はシャープ自身が施工して堺市に引き継ぐことにするなど、世論への配慮も窺えます。説明にきた職員の顔が、心なしかホッとしているように見えました。