《2004.9.21〜23》
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※9月20日以前の日記は、前ページに掲載
9月21日(火)きょうも残暑の厳しい日でしたが、夜になって雨。明日は和らぐようです。
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3連休が終わり、4日ぶりに市役所へ。明日の最終本会議に備えて、関連部局への資料請求とヒアリング、それに議会図書室などで調査を行いました。9月議会に上程された議案のうち、各種医療費助成制度の見直しには、やはり賛成しないことにしました。また、総務委員会で審議した「議会喫煙所の廃止を求める請願」については、審議状況を本会議で発表する「委員長報告」が省略されるので、あらためて意見を表明します。各1回だけのこの発言を議会用語で「討論」というのですが、「debate」の訳語で、「事理をたずねきわめて論ずること。互いに議論をたたかわすこと」(広辞苑)という本来の意味からは少々ずれているような気がします。
帰り際になって、「市立小学校教諭が警察に逮捕された」との報告が市教委からありました。つい先日、別の市立小学校教諭が不祥事で懲戒免職になったばかり。いずれも50代のベテラン教員による事件で、子どもたちや保護者の学校教育への信頼がまた揺らぎそうです。今月末に任期満了を迎える教育長にとっても、誠心誠意努めてこられたことへの結果が出ず、さぞや口惜しいことと察します。
9月22日(水)秋雨前線の影響でしょう。ぐずついた一日でした。
9月議会もいよいよきょうで閉会です。午後から開かれた最終本会議では、教育委員と人権擁護委員の人事案件を承認の後、各常任委員会の委員長から付託議案に関する審査結果報告がありました。続いて、これらの議案の討論と採決が行われ、私は、各種医療費助成制度の見直しについて、市長が自分の言葉での説明や答弁を放棄したことをたしなめ、これに反対の意思を表明しました。
また、禁煙運動グループ「たばこれす」の代表から提出されていた「議会喫煙所の廃止に関する請願」については、総務委員会での討論を補足し、タバコの有害性や各地での取り組みを紹介。議会の独善性を改めることを主張して、「請願を採択すべし」と訴えました。しかし、その趣旨を汲み取ってくれたのは、田中丈悦議員のほか、共産党9議員、あたらしい風3議員と、自民党堺市議団のうちの3議員だけでした。なお、自民党堺市議団のうちの2人の議員は退場して採決に加わらず、会派内で意見が割れた模様です。
ちなみに、この喫煙所の設置に関する住民監査請求が出た折、監査委員として「議会自身の自主的な判断を得て、早期に庁内一致の建物内禁煙を実現されることを期待する」との意見を付けた自民党市民クラブの議員と公明党の議員は、請願採択に反対しました。監査委員の附帯意見には、「市民に対して説明責任を果たす必要があると考える」との記述もあります。自己の二面的対応の矛盾をどのように説明なさるのでしょうか。
9月23日(木)秋分の日。ほんのわずか小雨がまじる曇り空。戸外活動が楽な日です。
議会が終わると、さすがに少しばかり気が抜けます。ホームページの更新や、来週から始める街頭活動のための「議員活動報告」づくりなど、たくさんある仕事が気になりながら、なかなか気持ちを集中させることができません。
たまたま孫が遊びに来てくれたのを口実にして、大泉緑地でお弁当。昆虫大好きの4歳男児といっしょになって、草むらの虫を追いかけました。それにしても、ついこの間まで苦しんできたこの子の食物アレルギーがまったく解消しました。両親の努力と、本人のガマン…見ていてつらいほどでしたが、ほんとうによかった。お悩みの方は、きっと私たちだけではないでしょう。どうか希望をお捨てにならないで下さい。