4月1日(木)登庁途中で見る「仁徳天皇陵」(伝)の木々にも芽吹きが感じられます。
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《2004.4.1〜4》
午前中は事務所で「事務所だより」を作成。午後は、市役所に訪ねて来られた酪農協業組合の幹部の方々と懇談。この組合が運営する酪農団地は、現職市議(その後辞職)による産廃不法投棄の舞台となり、また、自らが行った牛尿不法投棄や死亡牛埋め立てなどによって、昨年度私が所属した「市民環境産業委員会」でさんざん議論になりました。何度か現場を見せていただいた折りに、こちらの関心事を見定めて下さったのでしょうか、さまざまな改革の試みとその進行状況の報告をいただきました。後継世代による新しい組合組織によって、旧弊を廃した意欲的な取り組みが持続することを期待したいものです。
4月2日(金)市役所に隣接する裁判所の桜は、絶好の見ごろとなりました。
美原町住民の皆さんが、とうとう、「町長リコールと議会の解散を求める直接請求運動を起こす」と決意したそうです。今日は、5日に予定される「合併調印」を延期するよう、町長と堺市長に要請書を提出。「住民意思による」という合併の基本理念を切り捨て、強引に推進の道を歩んできた人たちの“思い上がり”が、土壇場で厳しく問われることになりました。
ところで、市役所の各出入口で案内・誘導をして下さっているガードマンさんたちの顔ぶれが、昨日からがらりと変わりました。長年、警備業務を請け負ってきた会社が変わったためですが、いろいろと気遣って下さった方々のお顔が見えなくなったのはさびしいことです。暑い日も寒い日も、厳しい戸外仕事をにこやかにこなされていた皆さん、ありがとうございました。一昨日も普段と何も変わらないお仕事ぶりだったため、最後の日だったことを失念していて、お礼の言葉を言いそびれてしまったことを悔やんでいます。
4月3日(土)あちこちに満開近い桜。花見の宴も、きっと盛り上がっているでしょう。
美原町木材団地地区会の「会計問題対策委員会」が開かれ、出席しました。そもそも美原町住民の方々との最初の出会いは、この地区会のK区長による不正出金事件です。当該区長の解任、丹念な事実調査に基づいての提訴など皆さんの粘り強い行動を、すでに3年半にわたって手伝わせていただきました。3月29日の判決は、K被告の不法行為を認め、これによる損害賠償や弁護士費用など235万円あまりを「地区会に支払え」というもの。ただし、裁判所に認められなかった請求も一部あったため、対策委員会で今後の対応策を検討しました。
合併是非を問う住民投票の実施請求や、間もなく始まるリコール運動は、地区会内での不正を「見過ごせない」と取り組んできた真面目な住民の皆さんが、ごく素朴に町長や町議たちの“野望”への疑問を感じて動き始め、こんなに大きくなってきたのです。
4月4日(日)あいにく雨の日曜日。今日のお花見はお気の毒でした。
児童虐待をテーマにした今日の自治体議員勉強会は、大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山、三重各府県のほか、福井県や高知県からの参加者もあって、大盛会。また、講師をお願いした堺市児童家庭課の担当職員の話には熱心な仕事ぶりがにじみ出ていて、限られた体制や予算でよくここまで達成されたものと感服しました。なお、予定していた「議会改革」は、不正な分割発注の問題と合わせて、5月12日(水)に開く次回勉強会のテーマとすることになりました。