3月25日(木)咲き始めた桜、芽吹く柳…せっかくの春の気配も、午後から冷たい雨に。
※3月24日以前の日記は、前ページに掲載
(151)
《2004.3.25〜28》
「アクション日記」月別インデックスへ
今朝の朝日新聞(大阪版)には、昨日の総務委員会での採決結果の余波が報じられています。出席費用弁償について、現行1万円の継続を願う自民系会派、減額幅を押さえようとした民主系会派の皆さんのショックは隠しきれません。この際、「全議員の総意で制度廃止を提案しよう」と英断する人が出てこないでしょうか。最終本会議まで、まだ3日あります。ともあれ、その本会議の議事運営を協議する議運が開かれました。常任委員会付託案件への討論通告が8人、一般質問の通告が5人で、いつもと異なる大にぎわい。一般質問のトップに立つ私は、予算委員会で要求した工事契約などの全庁調査結果の回答を得て、分割発注問題を議論する予定です。
3月26日(金) ぐずつきが遠のき、春らしく力強い光を感じさせてくれる日でした。
工事発注などをめぐる全庁調査の結果について、昼すぎに助役から報告(速報)を受けました。残念ながら、随意契約とするための不当な工事分割は教育委員会だけではありません。早速、過去3年間に同様の不正発注が行われたと見られる各局の局長に、詳細な報告を求めました。説明を受けた各課の資料を調べると、見積書の徴収方法や職員による日付記載などは市教委のやり方とまったく同じ。また、約400万円の工事の4分割、複数業者に見せかけた1社契約などもあるようです。さらに、分割理由について「緊急性があった」と回答している工事の内容を問い質した結果、「事実とは異なっていた」と認めたケースが、22件中なんと17件に上った課もありました。29日午後の最終本会議で、正式な報告受けることにしています。
ところで、このところ視聴する機会が少なかった「ニュース・ステーション」を見ていると、「今日が最終回」とのこと。ニュースを分かりやすく茶の間に伝えてくれた久米宏さんの19年間は、私の議員活動の期間とほぼダブります。精一杯の力を注いできた仕事を、自分はあんなにかっこよく終えることができるだろうか…考えさせられることしきり。「もう言えなくなるから、最後に言いたい。私は、イラクへの自衛隊派遣には反対です」。久米キャスターの最終メッセージは、いっそう忘れがたいものとなりました。お疲れさま。
3月27日(土) 新金岡団地内の桜並木にも、ちらほら咲きの花が見られます。
午前中は、某カバンメーカーの期末ファミリー・セールをのぞきました。毎年ご招待をいただく楽しい催しながら、選挙準備中だった昨年はさすがに失礼してしまったものです。午後、堺市特別職の親族のご葬儀で焼香させていただいて事務所に戻ると、月曜日の一般質問に関する「局長答弁案」が、2つの局からFAXとメールで届いていました。また、夜8時すぎ、「すり合わせ」のため事務所に来訪された局もあって、皆さんの仕事熱心さに負けました。私の場合、いつもはこれほど詰めた事前調整をしないのですが、市当局が調査結果に非を認め、積極的に改善策を講じようという姿勢なので、今回はこれに応じています。
3月28日(日) 明るい陽光が、事務所の周りの花々を元気づけています。
実は、昨日の昼すぎ、「堺市営斎場関係の幹部が警察に呼ばれている」との情報を入手。折しも本会議答弁を調整中の健康福祉局にそのことも確かめたのですが、今朝はもう、「斎場の元場長と葬祭業者逮捕」のニュースが流れました。思えば、私が議員になって3年目の1981年9月、職員3人と建設業者5人の逮捕から汚職事件の摘発が始まりました。現職議員の逮捕や有罪確定を経て、日本で最初の「政治倫理条例」が生まれる契機となったのですが、そろそろ、この条例の見直しも必要になっているようです。