《2004.3.22〜24》
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※3月21日以前の日記は、前ページに掲載
3月22日(月)夜半からの雨が一日中降り続き、気温は冬に逆戻りです。
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地元新金岡団地の一角にある南海バス車庫に、終夜営業型の大型量販店が出店するという計画があって、予定地に隣接するマンション管理組会から陳情書が出ています。今日は、この陳情を審査する建設委員会が開かれたので、委員外議員として発言。南海バス鰍ェ大阪府住宅供給公社から当該車庫用地の分譲を受ける際には、「公共用地」としての優先や価格割引きが適用されていることを確認しました。そして、「そんな用地を商業用地に転用することが許されるのかどうか。企業の道義や倫理が問われる問題ではないか」と指摘し、堺市が同社などに適切な働きかけをすることを求めました。ところで、淡路町の中谷秀子さんからは、朝一番に「第3位当選」の連絡メールが入っていました。同時に実施された町長選が大接戦で、町議選の開票は「未明までもつれこんだ」(神戸新聞Web News)とのこと。投票率86.42%も驚きですね。
3月23日(火)彼岸明けですが、まだすっきりした暖かさを覚えません。
朝から文教委員会を傍聴。委員の質問がひとわたり終わった午後3時半、「委員外議員」の発言を求めました。工事発注をめぐる不正に関して、予算委員会で市教委側が否定していた事項をあらためて質問。空欄のまま提出させた見積書や請求書への担当職員による書き込み、工事着工前に「検収した」とする文書操作、見積合わせを装った官製談合など、驚くばかりの事実を市教委は認めました。一連の不正発注は長年にわたって市教委各部課で組織的に行われ、部長や課長がこれを是正する役割を果たさなかった結果です。担当した個人の責任に帰すことなく、システムや組織運営の建て直しを図ることを求めました。発言の模様は関西テレビとNHKのニュースで流れ、ご覧下さった方々からの電話のベルが重なるほどでした。
▼ホームページのアクセス・カウンターが37,000を超えました。多い日は1日に220件ほど。
3月24日(水)また、雨の一日。桜の開花情報もうそのような肌寒さです。
今日の総務委員会で、出席費用弁償の制度改革に向けての大きな一歩を踏み出しました。私たちが提案していた「制度廃止案」は否決されましたが、公明党提案の「1000円〜2000円案」に共産党と田中丈悦議員が賛成して可決。民主・フェニックス案「4000円〜8000円案」は一事不再議で採決に至りませんでした。29日の本会議でも同様に可決されれば、1日「1万円」を支給することになっている条例が「1000円〜2000円」の距離別段階支給に改正され、所要経費は大幅な減額となります。本会議の採決では、公明(13人)+共産(9人)+田中・長谷川(2人)=24人の賛成が確定しており、現在受取拒否中の杉本和幸、本松洋一、山中優子の3議員のうち2人に同調してもらえれば過半数に至って、市民の皆さんの期待に応えることができそうです。
なお、この総務委員会でも委員外議員としての発言を求め、国税庁が示している「所得税基本通達」に従えば、出席費用弁償の一部が給料とみなされ、「堺市に源泉徴収義務があるのではないか」と質しました。折しも、市職員の通勤手当への源泉徴収漏れが指摘され、1億3600万円を税務署に納めた上、堺市が1400万円の附帯税(延滞金)を支払うことになったこともあって、市当局は答弁に窮しました。国税庁の通達を簡単に言えば、「費用弁償のうち、本当に使った額以外は給料として課税する」というもの。やりとりを聴いていた某議員から、「もしそうやったらえらいことになる。長谷川さんは受取拒否してるからええけど、受け取った者は5年分の税金を用意しとかなあかん」とぼやかれました。制度廃止へのはずみになるかもしれません。議会内ではすでに、これまで改革に消極的だった議員たちの間から「1000円や2000円やったら廃止した方がええ」との意見も出始めています。
ところで、昨日の文教委員会での委員外質問について、毎日、朝日、読売、産経の各紙が朝刊の社会面で報じています。(各紙の記事はこちら)