3月14日(日)東大寺のお水取りも今日で終わり。春への期待をいっそう感じる日です。
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《2004.3.14〜17》
昨夜は東京泊まり。昼前から、2月29日の選挙で千葉県四街道市議となった田中良太さんと懇談しました。先日も書いたように、田中さんは学生時代からの友人で、毎日新聞の政治部記者を勤めた人。話を伺うと、住宅地近くの清掃工場の替え問題をめぐって、地元住民の先頭に立ち、市当局との折衝を続けてきたそうです。そして、そのような「地元利益」を背景に千葉市との合併推進にも賛意を表しているとか。ところが、改選後の市議会では、賛成派12人、反対派12人と勢力が拮抗していて、議長選出が遅れています。合併に関する賛否採決の際、議長を出した方が1人少なくなって敗れるため、両派が互いに相手方候補に票を投じ、同得票数による抽選も双方が辞退する…という奇妙な現象が起こっています。記者として鋭い目を政治に注いできた田中さんも、自身が当事者となれば戸惑うことがきっとあるでしょうね。
3月15日(月)夕方はまだ冷え込みます。やっぱり、お彼岸までは気を許せません。
市教委の不正工事を報じた
新聞各紙や関西テレビの反響は大きく、事務所にたくさんのお電話をいただいています。「追及してくれてありがとう。前からおかしいと思ってました」(堺市の仕事を請けている建設業者)、「どうして、ほかの議員はこれまでに指摘しなかったのか」(男性市民)、「理由を考慮せずに駐車場がなくなるのは困ります」(女性教師)……。堺市は、予算委員会での私の要求に基づいて不正工事の全庁調査に着手しました。なお、今日の予算委員会で各費目別の審査は終了。明日は「総括質疑」と「討論」です。
3月16日(火)裏路地の八重ツバキが、いつのまにか華麗な花を付けています。
今日は予算委員会の最終日。質疑持ち時間の残りは24分で、各会派を代表する総括質疑に19分、討論(意見表明)に5分を使い、余ったのは1分でした。論点を2つに絞り、@障害者補助金と難病患者見舞金の廃止、A不正な工事発注について議論。補助金などの廃止については、障害者の方々から届いたご意見のひとつを紹介しながら、「いきなりの廃止措置は妥当性を欠き、反対だ」と指摘しました。また、不正な工事発注に関しては、複数業者から見積書を徴求して比較するという原則が形骸化していた事実が明らかになり、関西テレビの夕方と夜のニュースで続報が流れました。明日の朝刊各紙でも報道される様子です。
▼ホームページへのアクセス数は36,000件を突破。このところ、1日200件を超えるペースです。
3月17日(水)大阪狭山市のAさんからいただいたライラック、新芽が膨らみました。
2月議会は会期が長いので、議案を追加提案するための本会議が開かれました。散会となった昼前から、明日の市民環境産業委員会に備えてひたすら発言の準備です。なお、昨日の予算委員会での質疑は、各紙朝刊の社会面で報じられました。
(朝日・毎日の記事はこちら)
ところで今日は、堺市・美原町合併協議会が開催されました。合併の承認などを、あらかじめ打ち合わせた手順に従って進めるだけのセレモニーだと予測されたので、傍聴には出かけませんでした。出席した職員などの報告を聞きましたが、18人の美原町議を堺市議とする案件は承認されたものの、美原町側の委員から「報酬は現状(40万円)のままにすべき」という意見があったそうです。もっとも、合併期日の当初予定を早めて2005年2月1日としたので、処遇期間は2か月増えました。また、町長ら常勤特別職の処遇は、合併協議会に諮らずに「先送り」することを決定。「当然辞める」と信じている美原町住民の反発を回避するのがねらいでしょう。議会の合併議決の予定を早め、4月に臨時会を開催しようとの動きもあり、リコールなど住民運動の高まりを恐れての周到な合併促進の企てが見られます。