《2004.2.29〜3.2》
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※2月28日以前の日記は、前ページに掲載
2月29日(日) 4年ぶりの「2月29日」は、雨で、気温が上がらない日となりました。
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昨夜遅くまでかかって、美原町議の要求を「合併太り」と報じた読売新聞の記事をアップロードしました。スキャナの使い方に習熟していないので四苦八苦。何とかやり遂げた勢いで、昨年秋、全国の地方新聞に掲載されたインタビュー記事(共同通信配信)や、街頭などでお配りしている「長谷川俊英ニュース・レター」(bU)もアップしてみました。
ところで、2日後に控えた「大綱質疑」に向けて、情報収集や質問のフレームづくりを試みましたが、なかなか進みません。明日また、各所管の担当職員の方々から責められそうです。ただ、事前に質問内容を作り上げ、これへの答弁文書までできて、それを互いに読み合っているような“質疑”の光景を、傍聴者の皆さんはどんなふうに感じられるでしょうか。当たり障りのないテーマを選び、「官僚作成文書」を読み上げている市長の答弁姿勢については、さすがに先議会で質問に立った議員から注文が付きました。
3月1日(月) 弥生月は「寒の戻り」で迎えました。東京では雪も降ったそうです。
大綱質疑の2日目は、共産党、自民・市民クラブ、自民党市議団の3会派の質問です。合わせれば6時間40分の発言持ち時間があるのですが、2時すぎに終了。会議時間は、今日も2時間以上余りました。
もっとも、早く終わったお陰で、お招きを受けていた「エル25」の閉業感謝パーティーに駆けつけることができました。25人でワーカーズ・コレクティブ(企業組合)を立ち上げ、桃大前の手作り弁当店を10年間も営業してきた女性たちと久しぶりに再会。解散の時は22人のメンバーだったそうですが、いずれの方々にもほんとうにお世話になりました。
3月2日(火) 今日も、気温の上がらない日が続きます。
3日目の大綱質疑。3人の質問者のとりを務め、次のようなテーマで議論しました。
@まず、厳しい財政事情の下での来年度予算の編成を率直に評価しつつ、負担や傷みを強いられる市民や市職員に「肉声のメッセージはないか」と市長に問いかけました。しかし、心に響くようなセリフは、期待する方が無理だったかもしれません。
Aまた、合併問題では、説明会の開催遅れ、住民団体の要求に対する不誠実な対応など、市民への説明や合意を得る手続きの不備を追及。美原町議からの合併に伴う「18人全員の市議処遇要求」が、合併についての市民の反感を増大させていることも指摘しました。
Bそして、こんなに無理をして進めている「合併→政令指定都市化」や、大きな財政負担を強いられる「東西鉄軌道(LRT=路面電車)構想」の実現が、堺市の命取りになるのではないかと警告しました。
Cさらに、障害者給付金や難病患者見舞金の打ち切り方針については、パネルを持ち込んで障害者の方々の怒りを紹介。説明を怠っての突然の決定ではなく、対象者の納得を得るようなきめ細かな施策展開が必要だと主張しました。
D一方、成年後見制度や関連施策の充実については、先日調査に赴いた横浜市の「後見的支援を要する障害者支援条例」(あんしん条例)の趣旨を参考にしながら、現在策定中の「地域福祉計画」や2005年度に策定予定の「第3次障害者長期計画」などに、あんしん条例の理念や内容を反映する旨の答弁を得ることができました。