「アクション日記」のはじまりへ
7月29日(火) 梅雨が明けたというものの、どんよりした天気で爽快さはありません。
※7月28日以前の日記は、前ページに掲載
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《2003.7.29〜8.1》
数日前のこと、美原町で「合併は住民投票で決めてほしい」という住民運動をしている坂田正子さんの訪問を受けて、話しました。「ほんとうに、政令指定都市になると財政危機がなくなるのですか」「単独行政ではやっていけないというシミュレーションはあるのですか」「レベルの高い福祉行政を切り下げてまで合併する必要があるのですか」…。次々と繰り出される“素朴な”質問にたじろぎながら、はたして美原町議会では合併に伴う諸問題がきちんと議論されているのだろうかと疑問に思えてきました。わが堺市とて同じこと。「政令指定都市」になれば市民生活にどのような結果をもたらすのか。「なるほど」と思える説明がされているとは思えません。
それにしても、これほどまじめに、また熱心に町の将来を考えている坂田さんらの直接請求(合併の是非を問う住民投票実施)を、美原町議会はどうして簡単に否決したのでしょう。いま、坂田さんらは、「堺市との合併がいいか悪いか」を決める住民投票の実施に向けて、再度の取り組みを始めています。ところでその坂田さん、決して「合併反対論者」ではないのです。
7月30日(水) 今日も雨、まるで梅雨に戻ったようです。
議員として参加することになった「堺市スポーツ振興審議会」の第1回会合が開かれました。正副会長の選任に続いて、いきなり「審議事項」として議題になったのが「委員の視察」。事務局(市教委)の提案によると、来年2月、札幌で開かれる「生涯スポーツコンベンション」に行くとのこと。厳しい財政事情のもとで、たくさんの旅費を使う視察は如何なものか…と発言し、昨年度の視察報告書を読んでから判断したいと態度を保留しました。2人の委員からも、「始めから視察の話はいささか疑問」などの声が出たため、次回(11月6日)の委員会で再審議することになりました。この審議会、他にもそれぞれの立場から興味深い発言をされる委員が多く、次回は実りある会合にしたいものです。
7月31日(木) 平均気温が1993年以来の低温だったという7月が、今日、終わります。
住宅地内でのウィークリー・マンション建設に反対しておられる2組の住民グループの方々のお話を伺いました。たまたま同時期にご相談があったこの事件、事業の推進者は同じなので、相互に情報交換と今後の対応での共闘を図っていただくことにした次第です。ネット情報によると、東京の各区や自治体では規制条例も策定されているとか。早速、情報収集に当たります。
ところで名古屋での講演の帰途からここ3日間、強烈な坐骨神経痛に悩まされていて、いくつかのお約束をキャンセルしてしまいました。お許し下さい。今日やっと、病院で手当を受ける時間ができ、幸い快方に向かっています。ただし、受付から診療開始まで1時間半待ちはきついですね。改善の余地はないのでしょうか。
8月1日(金) ベランダ栽培のゴーヤ、今年は大きな実をたくさん付けてくれます。
騒音公害と駅前駐輪の問題でご相談を受け、それぞれ担当部署と協議しました。これまでに電話やお手紙などでご依頼いただき、たまっている各種のご相談も徐々に処理するつもりです。ただし、お急ぎのものは優先しますので、その旨、あらためてご連絡ください。
なお、昨日のウィークリー・マンション建設規制に関する資料は、議会事務局の調査担当職員が早くも手配して、届きはじめています。10年の間をおいて復帰した堺市議会で変わらないことのひとつは、事務局職員の仕事に対する公平で真摯な姿勢です。集めてもらった情報をネタに、市当局へ厳しい注文を付けることもしばしば。こちらは助けられますが、ときには同じ職員仲間から恨み言も聞かされるとか…。