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《2003.3.12〜》
3月12日(水) まだ寒い日が続いていますが、どこかに変化の兆しも感じられます。
イラク攻撃をめぐるアメリカとイギリスの動きに溝ができはじめたとか…。「何が何でも戦争へ」とひた走る米ブッシュ政権にべったりでは、国内世論との乖離がますます進むのでしょう。日本の世論調査でも、「攻撃反対=78%」という結果が出ています。それでも、小泉内閣は、アメリカの戦争強行路線に追随するのでしょうか。
3月13日(木) ほぼ10日間も居座った寒気も、やっと去り始めたようです。
お招きを受けて、金岡北中学校の卒業式に臨席させていただきました。ノーベル賞を受賞した田中耕一さんが小学校4年生時代に書いた詩を引用する「送辞」に感心していたら、続く「答辞」もなかなか感動的なものでした。テロ事件、民族紛争からイラクや北朝鮮をめぐる緊迫に触れ、「戦争の世紀から平和の世紀に変わったはずの21世紀が、再び戦争の世紀となることがないよう努力したい」…。15歳にして平和への誓いを立てるこの子たちを、私たちは絶対に戦争に巻き込んではいけません。そしてそれは、決して日本の子どもたちだけの問題ではないのだと、強く思いました。
3月14日(金) 暖かくなって、沈丁花の香りがいっそう芳しく漂ってきます。
ここ3日ほど、泉北ニュータウンをまわっています。1967年12月、泉北丘陵に街開きをしたこのまちも、すでに「35歳」。住民の高齢化が進んでいます。9年半前の衆院選を手伝って下さった方々などを訪ねましたが、槙塚台のYさんが92歳、赤坂台のAさんが91歳になられました。皆さんお元気で、文字どおり矍鑠(かくしゃく)としておられたのはうれしいかぎりです。その一方、近隣商業施設に空き店舗が目立つなど、高齢化時代を迎えたニュータウン改造の必要性も痛感しました。
3月15日(土) 朝から雨。午後になっても降り続きました。
雨降りで外出を見合わせているところにボランティアの方々がお出で下さって、朝から事務処理がはかどりました。降り止むのを待たずに泉北方面へ。「わざわざ来て下さらなくても分かっています…」。いたわりのお声をいただきながら、何人かの方々とお会いしました。限られた日数で、お目にかかりたい方全部をお訪ねすることはできそうにありません。お言葉に甘えます。お許し下さい。
3月16日(日) 予報どおり、昼前からまた雨になりました。
小雨のなか、泉ヶ丘駅前で街頭活動。そして、14時から泉ヶ丘センタービルで「市政改造のつどい」を開きました。ゲストとして話していただいた剣道8段の坂田良一先生、大阪狭山市議の一村達子さん、美原町で住民投票条例制定運動をしている坂田正子さん、視聴覚障害を持つ西村文美恵さんのほか、出席者の方々からも活発なご意見をいただきました。庭代台のTさんは、配布した「ニュース・レター」に心を動かされて来て下さったそうで、「“泉北コミュニティー”を読んでたまっていた堺市政への憤懣を吹き飛ばしてくれる活動を期待している」との発言がありました。ボランティアの方々が一所懸命に届けて下さっている「ニュース・レター」は、やはり共感を広げているようです。