12月16日(火) 各地に雪の便り。「暖かい冬」とは言え、寒さが徐々に増しています。
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《2003.12.16〜19》
議員が会議に出席するたびに支給される「出席費用弁償」の制度。たとえ瞬時に終わる会議でも、1日1万円(年間およそ50万、しかも非課税)が、毎月の報酬(78万円)や政務調査費(30万円)のほかに支払われます。私を含めて14人の議員は受け取りを拒否。また、「あまりにも市民感覚とずれる」と批判も受けて来ました。いま開会中の12月議会には、私たちと共産党が提案した「廃止案」、公明党の「1000円〜2000円案」、フェニックス・民主の「4000円〜8000円案」が出揃って、具体的な改革論議がスタート。しかし、審議を付託された今日の総務委員会では、どの案も可決される見通しが立たず、「閉会中の継続審査」となりました。もっとも、「次の2月議会で結論を出し、新年度(4月1日)から実施しよう」という雰囲気は芽生えています。ここで困るのは、各政党・会派が自党の主張にこだわって、改革実現に至らないこと。早急に制度を自己改革し、議会経費の節減を図ることが、議会や議員の務めではないでしょうか。
12月17日(水) 寒冷前線の影響で、夕方から雨。そして雷鳴もとどろきました。
午前中は、議会のあり方に関する調査特別委員会。4月1日から、建設中の新庁舎の議場や委員会室を使うのを機に議会公開をどのように進めるのかなどの議論が、前回から続いています。併せて、昨日の総務委員会で継続審査となった出席費用弁償についても意見交換。さまざまな機会に議論を深め、2月議会での改革実現を果たしたいと思っています。
午後は、消防本部に出向いて調査。再び市役所に戻って、最終本会議で議決する意見書などの会派間調整に加わりました。ところが、自衛隊のイラク派遣に関する意見書のとりまとめを主導していたフェニックス民主議員団が、「反対姿勢」を後退させる気配。菅代表が街頭で「派遣阻止」を語ったり、「自衛隊派遣反対12・14集会」を主催するなど積極的な動きを見せている同党にして、どうしたわけでしょうか。ちなみに、同党の公式ホームページでは「派遣反対インターネット署名」を募集中で、私も署名しました。総理大臣への明快な要求文書も掲載されています。ぜひ、
http://www.dpj.or.jp/signatures/index.php を開いてみて下さい。
12月18日(木) いよいよハイビスカスを刈り込み、数輪のつぼみは室内に飾りました。
最終本会議の議事運営を協議する議会運営委員会が開かれ、「一般質問を行う」と通告しました。テーマは、@堺市美原町合併協議会の会議録、A水道料金問題など合併推進をめぐるモラルハザード、B今後の財政運営と合併に際しての議員任期特例。明日開催される合併協議会の様子も踏まえて、合併問題に切り込むつもりです。また、今日の議運では、堺市議会としての意思を政府などに伝える意見書や決議の最終調整を行い、自衛隊のイラク派遣問題は「慎重対応を求める」ということで、自民党や公明党も含む「全会一致」での可決方向が見えてきました。ところで、各種決議案に関する情報を収集していて、愛媛県宇和郡御荘町の
町議・岩崎美枝子さんのホームページと出会いました。私と同じ1941年生まれ。傍ら「八百屋のおかみさん」も勤めるという議員活動や、その主張に注目しています。
12月19日(金)激しい季節風とともに寒気が来襲。小雪もちらつく一日でした。
堺市・美原町合併協議会の7回目の会合を傍聴。委員たちの発言がしばしば議題外のことに及んで、進行役の協議会会長もいささか困惑気味でした。肝心の議案について発言をする委員は限られ、傍聴席から見ていると、事務局作成の筋書きに沿って、合併へのスケジュールが消化されているだけのように思えてなりません。「合併の是非は住民投票で決めてほしい」という直接請求の署名に参加した美原町住民の数は、7,743人。全有権者の4人に1人にも上る真剣な住民の思いは、各委員にどのように響いているのでしょうか。「合併」を進めようとする人たちの“民主主義感覚”が問われます。