《2003.12.12〜15》
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12月12日(金) 朝、雨上がりの大泉緑地では小鳥たちのさえずりがにぎやかでした。
朝から傍聴していた建設委員会で、委員外議員として発言。南海バス鰍ェ金岡車庫用地の一部を賃貸して、終夜営業スタイルで全国展開中の大型小売店舗を誘致しようとしている問題を質しました。この用地は、新金岡団地の開発に際して「公共事業用地」として特別分譲されたはずのもの。はたして、分譲時の使用目的を大きく逸脱した用途に使うことは許されるでしょうか。それに、誘致予定の店舗については、騒音や地域環境の破壊など、各地で周辺住民からの苦情が寄せられていることが窺えるホームページも開設されています。堺市内の路線バス事業を独占する南海側に、再考を促す働きかけを行うよう求めました。
なお今日は、この問題についての地元住民と南海バスの話し合いも開かれました。この席での南海側の説明は、「初心は忘れません」と言いながら、用地取得価格について「不正はなかった」とはぐらかすなど、住民の気持ちを理解する姿勢に欠けています。開店後のトラブル処理システムほか、数々の疑問や意見に答えるには、あまりにも準備不足。住民側から「誘致計画の白紙撤回」を求める声も挙がり、再度の話し合いを要求して閉会しました。
▼このホームページへのアクセス件数が、26,000を超えました。このところ、1日100〜150件のペースです。
12月13日(土) 裏路地のモミジがやっと紅葉しはじめました。穏やかな日です。
少し調子が悪くなりかけていたパソコンを、何かというと世話をかけているSさんが半日がかりで調整してくれました。併せて、未整備だったスキャナーやCD-RWドライブも接続して操作機能をアップ。さて、うまく使いこなせるでしょうか。
12月14日(日) ニュータウンの紅葉はほぼ終わり。しかし、丘陵部にはまだ彩りが…。
所用で泉北ニュータウンへ。1965年に始まった1,557haの開発で、53,025戸(戸建住宅12,707戸、集合住宅35,875戸)を建てたこのまちも、1982年に開発を完了してからすでに20年を経過。高齢化が進み、地区施設も活気を失っています。
さらにその以前の開発になる新金岡団地は、いっそうの高齢社会。少子化も加わって、堺市の人口減は深刻です。そんなことを考えながら、自宅近くのケアハウスに住む93歳の母を訪ねました。暖かい日が続くのにかまけて、ほったらかしにしていた居室の冬支度を…。
12月15日(月) 午後から雨模様に…。天気予報よりも一足早かったようです。
サダム・フセインの身柄拘束…。「明日の朝刊は休み」と予告されていたので、昨夜は遅くまでテレビ・ニュースで情報収集。権力者の末路はこのようなものかと思いつつ、イラク国民の気持ちをどのように思い量ればいいのか考えてしまいました。ともあれ、ブッシュ米大統領と小泉首相は、それぞれ異なる局面を背負ってホッとしたに違いありません。しかし、アメリカがイラク侵攻の口実とした“大量破壊兵器”はまだ見つからず、フセイン拘束後のゲリラ活動がどうなるか、先はまだまだ見えません。さて、12月議会が終盤に入った堺市議会では、「イラク派兵反対の意見書」などをめぐる駆け引き激しくなって、水面下での調整が進んでいます。それに明日の総務委員会では、出席費用弁償の廃止や制度改定をめぐる議員提案3案を審議予定。私は委員ではありませんが、各会派がそれぞれの党派的利益を優先させず、市民の願いに応えての議会改革を実現するよう、委員外議員席からしっかり見守るつもりです。