10月25日(土)少し小雨はぱらつきましたが、まずまずの“行楽日和”でした。
《2003.10.25〜27》
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今日は、ドイツからデンマークに向かうための移動日です。空港のあるフランクフルトへの道は、日本から到着した日にフライブルクに入ったアウトバーンを戻るのですが、土曜日ということもあって、観光地でもあるバーデンバーデンやハイデルベルクに立ち寄りました。秋と冬が一挙にやってくるようなドイツの気候ですが、黄葉に彩られた絶好(?)のシーズンで、いずれも行楽客に溢れていました。それにしても、アウトバーンの両側には平地の森が広がっていて、この国の自然保護への姿勢が窺えます。なお、フランクフルトに着いてから、Uバーン(地下鉄)にも乗ってみました。
10月26日(日)ドイツも寒かったけど、さすがに北欧の国、一段と気温低下を感じます。
アウトバーンの車窓風景
フランクフルトを出発する前、少し時間があったので、ちょうどホテル前がスタート地点となっている市民マラソンを見物。まず10時15分に身体障害者の車椅子ランナーがスタート。続いてローラースケートがジュニア、女子、一般の部に別れてスタートする光景を見ました。どうやら普通のマラソンは、しばらく時間をおいて開始されるようで、町中がこのマラソンに注目しています。
コペンハーゲンまでのフライトは1時間余り。ホテルに着いてから「新しい港」という意味のニューハウンまで30分ほど歩き、帰路は中央駅までのバスに乗ってみました。
フランクフルト・マラソンの出発
10月27日(月)ホテル出発時の気温は2℃。午後は少し気温上昇を感じましたが…
コペンハーゲンから北へ47キロ、バスで1時間ほど移動してヘルシングーア市へ。まず市庁舎の会議室で、高齢福祉コーディネーターを担当するダビッド・アンデルセンさんから、同市の高齢者福祉施策の概要について説明を受けました。スエーデンが対岸に見える海岸レストランでの昼食後、再び市庁舎に戻って、市議会議場でペア・テアスブル市長(写真左)と会見。歓迎スピーチを聴いた後、隣室で懇談しました。
その後、同市の高齢者施設「モンテベロ」を訪問。施設長のリエ・リクソォンさんの案内で、まず内部を見学しました。在宅介護をメイン施策とする同市にあって、この施設はデイケアと、特別な場合の入居の機能を兼ね備えています。右の写真は、室内見学を許してくれた入居女性の部屋の一部で、この左側にベッド、手前にはトイレやミニキッチンがあります。部屋の広さ、窓の外の豊かな風景、それに入居者に対する施設側の配慮など、学ぶべき点はあまりにも多いことを、素敵な女性施設長との懇談の席で伝えました。ちなみに、この日の通訳をして下さったフィッシャー緑さんも素敵な人でした。