5月16日(金)第12日=高松の宿〜潟元駅〜84番〜85番〜86番〜長尾駅〜宿
昨日歩き終えた琴電潟元駅まで電車を利用。駅前からの登りは徐々に厳しくなります。「イノシシ注意」の看板が目に付きましたが、地元の方には散歩コース。たくさんの方々から励まされました。また、84番屋島寺では83番でも出会ったオーストラリア人の女性と再会し、言葉を交わしました。
次に目指す85番は、いったん下った向こうに見える山の中です。下り口の標識を見落として30分ほどロスした上、思いのほかの急坂に足を滑らして尻餅。雨だと危険な道です。
改めての登り道を歩み、ケーブル駅からお寺に至る途中、「仁庵」という休憩所で休ませいただきました。庵主は榊原佳代子さん。奥の方からご主人の声もかかりました。お手製の甘酒、紅茶ゼリーなどにキンカンを添えてのお接待です。
疲れを癒やさせていただいて出発。85番八栗寺にお参りしてから、86番志度寺へと足を進めました。
86番から87番への道中では、下校中の小学生と出会いました。片道30分かけて登下校する元気な少年は4年生。オレンジタウンにある自宅への分かれ道で、「うえむら・しゅんすけ」君という名前を教えてくれ、「がんばってください」と激励の言葉も。でも、15分ほどのおじさんとの会話は、きっと緊張したことでしょう。87番長尾寺には納経時間を20分過ぎて到着。お参りだけして、長尾駅から瓦町駅に戻りました。
【歩行距離23.1q】
四国遍路・区切り打ち日記(第5回)