《2014.5.17》
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※5月16日以前の日記は、前ページに掲載

月17日(土)第13日=高松市の宿〜長尾駅〜87番〜88番〜高速志度〜なんば

高松市内での連泊は、歩くときの荷物を減らしたかったからです。最終日に不用なものは、宅配便で自宅に送りました。昨日打ち終えた長尾寺まで琴電を利用。納経を済ませてお寺を出ようとすると、女性が近づいてきてお手製の遍路人形をくださいました。
約2時間半歩いて、「前山へんろ交流サロン」に到着。さぬき市が設置し、地元の皆さんが運営にあたる施設で、へんろ資料館を併設しています。歩き遍路だけに発行される「四国八十八ヶ所遍路大使任命書」(右上)をいただきました。名前を書き入れてくださった女性の子息は、堺市で歯科技工士をなさっているとか。ここからは、88番大窪寺を目指して最後の遍路旅です。はやりの女体山越えではなく、古くからのへんろ道を選び、相草東峠(東花折峠)を通りました。出会った農家の方々の激励を受け、車道では軽四トラックを停めて「もう、わずかな!」と声をかけてくださる方もありました。
●結願寺での感激
へんろ道から「16丁石→」(16丁=残り約1744m)の標識を頼りに草むらの道に分け入ったりしながら、ゆっくりと歩き納めを楽しみました。へんろサロンから3時間15分で大窪寺着。最後に読む「般若心経」は、さすがに声が震え、目が潤みました。
お参りを済ませ、コミュニティバスで高速志度へ。なんば行き高速バスで帰る途中、明石海峡大橋では夕日が沈む美しい光景を撮影。難所で雨に遭わない、お天気に恵まれた旅でした。
【本日の歩行距離=16.0q】
【13日間の合計=273.8q】

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四国遍路・区切り打ち日記(第5回)