5月9日(金)第5日=新居浜市の宿〜旧土居町〜伊予寒川〜伊予三島駅近くの宿
ほぼ一日、ロマンさんと一緒に歩きました。ホテルを出てしばらく、彼の水筒に水が切れていることに気づき、新居浜市船木の民家でいただくことにしました。すると、玄関に招き入れてくださって、ジュースとスタミナドリンクのお接待。その上、チョコレート1袋に1000円札を添えて「お二人に」とのこと。遠慮しているロマンさんに受け取ってもらいました。
また、旧土居町の集落では、家の中から「お遍路さん!」との呼び声。ちょうど訪問販売が来ていたお餅を、1パックずつお接待してくださいました。お陰で、このお餅は2人のランチに…。
また、同じ町内の関川小学校前にさしかかった折、すれ違ったパトカーの窓が開いて、にこやかなお巡りさんが「どちらから来られました?」と質問。「ドイツの方です」と答え、「写真を撮ってもいいですか」と尋ねたら、校庭内にパトカーを停めて気軽に応じてくれました。
ロマンさんは遍路ではなく、登山など四国の自然を楽しむために4週間のバカンスで来日。今夜は、ユースホステルもある新長谷寺にテントを張るとのこと。伊予寒川駅に近いローソンで買い物をするというので同行。ところが当該店舗は廃業しており、さらに半時間ほど歩いて新店舗を見つけ、そこで別れました。ホテルを出てから5時間半、怪しげな英語でのコミュニケーションで足取りは軽快でした。私が予約している伊予三島駅に近い宿には、それから1時間半。
【本日の歩行距離=24.2q】
四国遍路・区切り打ち日記(第5回)