5月8日(木)第4日=小松駅近くの宿〜63吉祥寺〜64前神寺〜新居浜市の宿
小松の宿から、63番吉祥寺、64番前神寺を打って新居浜市の宿まで、今日も様々な出会いがありました。昨日、横峯寺への登りで追い抜いて行った青年は、山形県のKさん。休暇がとれる間だけ歩き、64番で区切って帰るとのこと。往復の航空賃だけで5万円かかるそうです。
Kさんと別れてからは一人旅。道中、新社会党の元気な看板に注目、空豆の摘果をする農婦とも話しました。また、新居浜市の遍路道に面した休憩所兼善根宿では、菅直人さんの写真が目にとまり、備え付けのノートをめくると、「美味しいお茶をありがとう。2011年10月6日 菅直人」の文字。私も、用意されていたお茶で一息つかせてもらいました。
●新居浜市のホテルではドイツ人の青年と
今夜の宿、新居浜市のビジネスホテルには午後2時20分着。玄関が閉じ「4時オープン」との表示なので、玄関先で待っていると、大きな荷物の外国人が到着しました。ロマン・モクダンズ(Roman
Mogdanz)さんというドイツ人で、28歳。「結婚してるの?」と問いかけたら、「ガールフレンドがいる」とのこと。「美しい人?」と重ねて聞くと、スマホを取り出して写真を見せてくれました。彼はドイツでカレッジ教師、彼女はイギリスに滞在して小学校で教えているそうです。ホテルのドアが3時に開いたので、チェックイン。「ベリーハングリー」だという彼を誘って、近くの「まいどおおきに食堂」へ。とりあえずメニューの素材を説明してあげると、ロマンさんは「豚とキャベツの味噌炒め」「サラダ」「豆ご飯」を選びました。【本日の歩行距離=21.4q】
四国遍路・区切り打ち日記(第5回)