「遍路の下見」と、松山市中心部に向かわれるMさん夫妻とも別れ、私は道後温泉の宿へ。 【歩行距離28.5q 38,503歩】
食堂に掲げられた「桃李成蹊」の額は、宿主の恩師の書で、屋号の由来のようです。また、玄関に据え付けられた薪ストーブは、びしょ濡れの靴や手袋、雨具のすべてを一夜のうちに乾かしてくれていました。
同宿者の最後に出発。「国道を行き、最初の遍路道は雪が深いから150m先を入れ」と教えられていたのに、入口を見落として三坂峠まで上がってしまいました。宿の主人に電話で確認して、後戻り。雪の遍路道を下り、彩りの美しい山や棚田の風景を楽しみながら里に入ると、旧遍路宿の「坂本屋」。石田あゆみが善根宿を営んだNHKドラマのロケ地です。
●出会ったドイツ人遍路
46番浄瑠璃寺に着き、山門で休憩中の外国人男女に会釈して本堂へ。桃李庵を先に発った3人連れがお参りを済ませられたところでした。
47番八坂寺を経て、48番西林寺で昼食にしようとしていると、先ほどの外人遍路が到着。英語で話しかけたら、オーストラリアに在住するドイツ人のご夫妻とのこと。7週間のホリデイを利用して、1番寺から歩き通して来られたのだそうです。
この寺から同道させていただくことにして、49番浄土寺、50番繁多寺にお参り。繁多寺で、英会話に堪能な日本人のMさん夫妻が加わって下さったので助かりました。51番石手寺では、Mさんの通訳でドイツ人夫妻の宿坊への宿泊が決定。
四国遍路・区切り打ち日記(第4回)
11月21日(木)第10日=宿(桃李庵)〜46番〜47番〜48番〜49番〜50番〜51番〜宿