2時間半ほど歩いて、52番太山寺に到着。昨夕、「See you again in next temple」と言って別れたドイツ人夫妻のことが気になり、納経所で尋ねましたが「交代したばかりで分からない」とのこと。次の53番円明寺までは30分余り。この寺の納経所では「姿を見ていない」とおっしゃるので、近くのコンビニで買ったおにぎりを食べながら待つことにしました。
●再会とお別れ
1時間半経ち「あきらめて出発」と決め、トイレをお借りして出て来たら、到着したばかりのお二人と再会。雪の日に濡れて壊れてしまったカメラを買い換え、松山から列車で来られたそうです。「ホリデイは残り1週間。後の旅は列車を使い、68番か60番まで行くことに計画変更した」と説明してくれました。
53番寺近くの伊予和気駅で降り、52番まで徒歩で往復。次の54番寺まではまた列車に乗るとのこと。荷物も納経所に預けることができたそうで、まさに「good idea」。境内にある隠れキリシタンの墓に案内してから、握手をして別れました。なお、「来年のホリデイはドイツへ帰国するつもりだ」と伺い、「次に来日されるときは、ぜひ堺にも来てほしい」とお誘いしました。

《2013.11.22》
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※11月21日以前の日記は、前ページに掲載

11月22日(金)第11日=道後の宿〜52番太山寺〜53番円明寺〜伊予北条の宿

【歩行距離23.2q 37,152歩】

●主に海岸線を旧北条市の宿へ
今夜の宿は、伊予北条駅近くにある料理旅館。夕食には鯛飯も出ました。帰ってから知ったのですが、いつもお世話になっている堺の魚料理店の女将はこの地の出身です。

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昨日、浄瑠璃寺へ下る山道で、右靴のかかと部分の底ゴムがはがれました。既に800q近い遍路道を歩いているのですが、通常は1足で1回りできるそうです。しかし、8年前に購入した私の靴は、金剛登山や長距離ウォーキングにも使い、接着剤の劣化もあったのでしょう。残り2日は平地ですから、この靴で歩くことにして出発。途中、小さな川の対岸の大きな木の下で談笑する男性たちに「楽しそうですね」と声をかけたら、「貧乏で仕事嫌いの人の集まり」と笑って返事がありました。

四国遍路・区切り打ち日記(第4回)