11月20日(水)第9日=宿(八丁坂)〜45番岩屋寺〜八丁坂で昼食〜宿(桃李庵)
打ち戻って「八丁坂」で昼食。昨日は定休だった女将(写真右)の話を聞きました。「理想の遍路宿」を目指して開業したというこの宿は、トイレ付きの部屋が5室あり、現在さらに5室を増築中。専用農場や近隣農家から供給される野菜は食べ放題で、特別に出して下さった調理した夏秋トマトや里芋の美味しかったこと。岩屋寺で宣伝しておいた3人の遍路も立ち寄られました。
四国遍路・区切り打ち日記(第4回)
▼久万高原観光株式会社いやしの宿八丁坂・代表取締役 大野愛子さん
お昼2時間を過ごし、お接待の無料ロッカーに預けていたリュックを背負って出発。今夜の宿「桃李庵」に向かいました。4q手前の町中を軽四で通りかかった宿の主人から「乗りますか」と声をかけられたのですが、お断りして歩きました。除雪で両端が狭くなった国道は登り坂。出発から2時間半かかって着いた宿は、さらに深い雪の中にありました。遍路旅を知り尽くした人が開業したというネット情報どおり、一見、工事現場のプレハブを思わせる建物の内部は合理的に設計されていて、女子トイレも完備。今夜の同宿者は計6人。八丁坂で昼食をご一緒した3人(千歳と川崎の方・2日前Iさんと同宿)の他、20代の男性(和歌山のお寺の子息)と60代と思える横浜の男性(実家は堺市)で、お二人は通し遍路です。【歩行距離19.9q 32,966歩】
昨夜のTVニュースによると、久万高原は1月上旬〜下旬並みの冷え込みだったとか。3日連続の雨の中を45番札所・岩屋寺へ。積雪のある遍路道を避けて県道を往復しましたが、道路標識は「−0℃」でした。