《2010.3.16〜17》
(848)
※3月15日以前の日記は、前ページに掲載
3月16日(火)昨夜のうちに雨は上がりました。気温も上がり、関東では夏日とか…
「アクション日記」月別インデックスへ
右の写真は、「堺市政を市民目線で総点検!」と大書した看板を掲げて、市長選に打って出た竹山修身候補と後援会事務局長の田中利幸氏です。スローガンとは裏腹に、選挙カーの上に立つ二人の目線は、地上の聴衆(市民)よりも2メートルほど高い位置にあります。
選挙後、田中氏を市職員に採用した竹山市長の“私物化人事”を批判して、今日は、予算委員会総務財政分科会で分科会委員外委員の発言をしました。ただ、残念ながら市長は分科会には出席しないため、主な議論の相手は芳賀副市長(採用時の総務局長)です。
●歴代市長には見られない“情実人事”
私の質問に対する副市長の答弁は、「36年間、堺市職員として仕事をし、5人の市長に仕えてきた」「選挙功労者や後援会幹部など、身内を職員に採用したり、しようとした市長は、過去には居なかった」というもの。そして、芳賀氏を総務局長に任じた木原前市長は、「そんな(情実)人事はしなかった」…とも答えました。しかし、本会議で私が「自省と是正を求める」と迫ったことに対して、「市長は何の措置を講じる気持ちもないようだ」という旨の答弁もありました。さて、市民の皆さんは、ほんとうに「市民目線」の市政が実現すると思われるでしょうか。
※総務財政分科会での詳しいやりとりは、また明日の日記で…
3月17日(水)気温はあまり高くならないものの、一日、いいお天気でした。
午前中に登庁して、昨日の議論の資料整理。そして、来週の予算委員会総括質疑に向けての準備を始めました。私の質問時間は12分しかありませんが、24日(水)になる予定です。
さて、総務財政分科会で私が追及したもうひとつの論点は、下記2文書の矛盾です。
▼12月28日に田中利幸氏の採用が決裁された稟議書
▼3月2日に人事部が持参した田中利幸氏の任用経過
上は、田中氏を渉外調整参与として採用する稟議書で、任用理由は「市議会、関係団体等をはじめとする対外的な調整…」であると明記されています。
下は、疑惑が募る田中氏採用の経過を確かめようと、2月26日に関係所管へ調査に赴いた私に対して、3月2日になって人事部が提供した文書です。渉外調整担当参与の役割は、「国会議員、府会議員等との対外的調整…」だと記しています。
つまり、「市議会や関係団体」との調整を担わせるという大義名分を立てて採用したものの、そんな任務を負えるはずがない田中氏の仕事ぶりをごまかすため、「国会議員、府会議員」と言葉をすり替えたのです。人事部長は「例示が異なるだけ」と言い逃れを図りましたが、私が分科会会長(総務財政委員長)に「理解できますか?」と確かめたら、「できません」との声が録音に残っています。おそらく、やりとりを聞いていた議員の共通の認識ではなかったでしょうか。芳賀副市長に、「こんな無理な人事をやめるよう、もし市長に進言していたら、あなたの今の地位はなかったか?」と質したところ、「答弁を控えたい」と苦しそうでした。
※文書画面をクリックすると、全文を見ていただくことができます。