3月13日(土)予報になかったと思うのですが、お昼過ぎまで、また雨でした。
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《2010.3.13〜15》
「島成園と堺の日本画家(美人画・花鳥画の粋)」と題する堺市所蔵美術作品展が、
堺市立文化館で開催中です。昨日、一通り鑑賞したのですが、今日午後、ギャラリートークがあるというので、また出かけました。
島成園(1892〜1970)が堺出身の女性日本画家であることは知っていたものの、作品を直接見るのは初めてです。なかなか見応えがありました。いちばん惹きつけられたのは、自画像を素材とした「無題」。この画や作者を中傷するような当時の新聞記事も展示されていますが、大正期、力を発揮する女性への妬み嫉みを煽っているように思えます。書いたのはきっと男性記者でしょう。
▲島成園「無題」 1918年(大正7) 大阪市立美術館蔵
この「無題」にまつわる
エピソードや成園の
生い立ちなどを記す「なにわ人物伝」が、大阪日々新聞に掲載されています。作品展は3月22日(9:30〜19:00月曜休館)まで。観覧料:無料。ギャラリートークは20日(14:00〜)にも開催されます。
(詳細)
3月14日(日)いいお天気です。一家で挑んでいたお向かいの玄関先改修も完了…。
新金岡市民センターで、中国帰国者のための日本語教室が開かれています。以前から一度お訪ねしたいと思っていたのですが、今日やっと果たせました。代表の安藤キヨミさんは85歳。1989年に始めて以来、ずっと手伝っている西田満子さんは90歳だそうです。お二人とも、20歳前後に旧満州で終戦を迎え、1974年に家族と共に帰国。日本語を知らない帰国者のため、21年間ボランティアで教室を運営して来られました。最近は、中国からの研修生などがこの教室に通い、「中国語を習いたい」という日本人も参加しているとか。息の長い活動に、頭が下がります。
3月15日(月)「春に三日の晴れ間なし」…。退勤時から、また雨になりました。
総務財政委員会で委員外議員として発言しました。取り上げたのは、今議会に提案されている「堺市国際交流プラザ条例」。1994年に策定した「
堺市国際化基本指針」に示して以来、実に18年ぶりに施設が設置されることになりました。堺市の国際交流は、これまで民間(市民グループ)の活動が先導し、市はこれを支援するという形で展開しています。市民グループからは、情報交換や相談活動の場をつくることが、ずっと求められていたのです。
ところが、今回のプラザ設置について、市民への情報提供が欠けていました。「市民との協働」をうたいながら、必要なときに利用するだけでは参加意欲も殺がれます。今日の議論では、運営への市民参画を実現する協議会の設置を提案。また、現在、在日(滞在)外国人への日本語教育を委ねている市民グループの実情を把握することや、市の役割を代行する形になっている教室主宰者に対する補助金制度を見直すことなどを求めました。