朝早くから登庁して、決算委員会総務財政分科会で取り上げることにしている消防職員の経理をめぐる不正について、消防本部の報告を待ちましたが、届きません。総務財政委員会が始まる直前に督促して、やっと一部を入手。市役所の控室に来てもらった事務所スタッフといっしょに、会計帳簿や預金通帳を精査点検し、問題点の分析を試みました。
●審議会や懇談会などの会議公開について、総務財政委員会で議論
そんな作業をしながら、総財委での委員外議員質問に立ち、市民の方から陳情が出ていた審議会などの公開問題について質しました。情報公開懇話会から「公開に努めるべし」の意見があったのは1989年。堺市情報公開条例により、「公開に努める」との義務規定が定められたのは2003年です。以来、長い年月を経ながら、未だに公開できていない審議会があったとは驚きですが、そのひとつ「都市計画審議会」も公開に向かっていることは、昨日の建設分科会で確認しました。また、すでに公開している会議でも、開催が市民に知らされていないもの、傍聴手続きが制限的なものなどは改善することも求めました。
●消防職員の不正出金(数百万円)事件の追及は明日に…
総務財政委員会は発言者が多いにもかかわらず、予想を超える早さで進行。私の発言も、一時は今日中に終わるかと思われましたが、結局、明日の10時半ころとなる模様です。
●5億4千万円もの税金を使った「事業」への疑問…MBSニュースが報道
このところ資料収集に努め、議会での発言機会を窺っていた「
堺市ブランド創造発信事業」について、MBSが夕方のニュース「
Voice」で報じました。
今日の決算委総務財政分科会で、4日連続の発言となりました。取り上げたテーマは、西消防署における不正経理です。3年前の担当職員が、土曜、日曜にまでカードで預金を引き出しています。不明朗な出金が350万円もあるのに、当時の消防本部は23万円余りしか不正と認定せず、当該職員はすでに退職しました。責任者である当時の署長は「金庫に現金があった」と言うものの、自身では確認しておらず、その金額も不明です。仮に事実だったとしても、支払予定もないのに何百万円ものお金を消防署の金庫に保管する必要はまったくありません。