《2009.8.29〜30》
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※8月28日以前の日記は、前ページに掲載
8月29日(土)大きな崩れはなかったようですが、西宮市で雨にあいました。
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弁護士の松本剛さんが7月21日に亡くなられたことを、先日訪ねて来てくれた旧友から聞きました。葬儀は近親者だけで済まされたそうですが、きょう西宮市甲山町にある神呪寺で49日法要が営まれ、大学時代の友人たちも集まるというので、お参りさせていただきました。松本さんは、血液製剤でエイズウイルス(HIV)に感染した血友病患者らが国や製薬会社を訴えた大阪HIV訴訟の弁護団長、薬害C型肝炎訴訟の大阪弁護団長などを務めた人。スモン病訴訟でも患者側に立って弁護士活動を続けました。神戸大学法学部出身で、学生自治会の委員長として活躍。同じ頃、立命館大学法学部の学生自治会に居た私は、当時から松本さんの生き方に学んできました。関係情報を探していると、松本さん自身の文章が見つかりました。
8月30日(日)大方の予想どおり、自民党が大敗。本格的な政権交代が実現します。
午前中に投票を済ませ、午後から産業振興センターで催された「交通全体計画を考える連続学習会」に参加しました。きょうは、弁護士の中川元さんと京都大学大学院の南聡一郎さんがゲストスピーカー。とりわけ、LRTの先進都市ストラスブール(フランス)の大学に留学経験を持つ南さんのお話は大変興味深いものでした。また、討論のテーマとなった「市民の合意形成」と「堺浜へのLRTの必要性」については、参加者から活発な意見が聞かれました。なお、市長選に立候補表明されたお二人の方が学習会に姿を見せ、熱心にメモをとっておられたようです。
さて、多くの国民が高い関心を持ってこの日を迎えた衆議院選挙は、マスコミ各社の事前予測どおり、民主党が300を超える議席を確保しました。他方、自民党の“大物議員”たちがバタバタと落選したり、かろうじての比例復活。公明党の委員長、幹事長、元幹事長も議席を失いました。敗戦の弁を語る麻生総理は、「責任をとって辞職」の意向を示しながら、「首班指名選挙には自分が立つ」と言うなど、依然として状況認識がずれています。
ところで、選挙速報のテレビ番組を見ていて、福岡政行さんのコメントにうなずきました。
「民主党開票センターで、本来は岡田さんが座るべき所に小沢さんが座って、自民党の細田幹事長とやりとりしている」。増大した小沢系議員を背景にさらに発言力を増す「小沢党」とはならないのか…と福岡さんは心配しているのでしょう。
「公明党の敗因は、福祉の党をうたう同党が自民党といっしょに障害者自立支援法を制定するなどしたこと。今回の選挙結果は、“風”ではなく、国民の“怒”によってもたらされたものだ」
さて、大阪16区で「公明党候補の圧勝を望む」と発言していた木原・堺市長。落選を期待したはず(?)の民主党候補の当選を祝うため、早速、選挙事務所に駆け付けたようです。
▲深夜、こんな写真を送って下さった方がありました。