4月20日(月)お隣のボタンが見事に咲き、通りかかった方々が足を止めています。
※4月19日以前の日記は、前ページに掲載
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《2009.4.20〜22》
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昨夜の青森市長選開票結果が、今朝まで余韻を残しました。NHKの速報は開票率「0」で「当確」を打ちましたから、票差1万8千票あまりの地滑り的勝利は、早くから予測されていたのでしょう。落選した現職市長・佐々木誠造氏の表情を河北新報が報じています。もちろん、鹿内博さんの勝利報道はたくさんあるのですが、毎日新聞が次のような解説記事を載せていました。
現市政の継続か刷新かが最大の争点となった青森市長選。旧市から5期20年にわたって市政を担ってきた佐々木市政からの変革を期待し、市民は「市民派無所属」の鹿内氏を選んだ。背景には、鹿内氏が選挙戦で強調した「市民不在」とされる現市政への不満があった。4年前に旧浪岡町との合併で中核市となった市では、相次ぐ不祥事で市民の信頼は遠ざかり、批判の絶えない「箱モノ行政」などの結果、借金は3000億円に迫るほど膨れあがった。厳しい不況下で、現状からの変化に期待を寄せる市民の声も大きくなっていた。
佐々木氏ほどの長期政権ではありませんが、堺市の木原敬介市長も3選出馬を窺っています。4月16日の産経新聞によると、住民説明会さえ予定どおり進んでいないLRT事業について「今年度中の着工に改めて強い意欲を示した」そうです。市職員に対して「市民への説明責任、アクンタビリティーの徹底」を求め、LRT事業では「市民合意」を強調しながら、ご自身は市長選挙(9月27日か10月4日)を控えて、強行突破を図るつもりなんでしょうか。市立病院の全面移転をはじめ、数々の「箱モノ行政」も目白押し。シャープ進出に絡む公共工事では、裁判所から「違法」と指摘されるような無茶を押し通しました。このところ、市政運営の方法が気になる木原市長に対して、3月の議会で「2期で満了される方が名声を残すのでは…」と、私は進言しました。きょうは、市民団体の皆さんとの会合で、そんな話題も提供。
4月21日(火)朝は陽も差していたのに、午前中から降り出した雨が夜まで続きました。
滋賀県に嘉田由紀子知事を誕生させた「対話でつなごう滋賀の会」(略称:対話の会)の呼びかけで開かれた会合に出席するため、大津市に行ってきました。対話の会からは、寺川庄蔵代表、三和郁子副代表、塚本茂樹事務局長が出席。田中康夫知事が去った長野県で「新しい信濃の国」というローカルパーティを立ち上げた平野稔暫定代表と平野茂政調会長、さらに、「JTR日本税制改革協議会」の内山優会長も参加されていました。いずれも寺川さんとの交流がある方々で、私は、昨夏、嘉田知事を囲む勉強会を開催した都市政治研究所の代表としてお招きいただきました。来夏には嘉田知事が任期満了を迎えることもあって、対話の会としての活動方向を模索されているようです。
4月22日(水)天気が回復したら暑くなりました。青森では、桜が満開だそうです。
午前中に登庁し、ご相談ごとの処理や調査に追われました。
ところで、青森市長選応援の際にお目にかかった古村一雄県議(最後の浪岡町長)は、大変興味深い方でした。ゆっくり会話する暇はなかったのですが、ブログを見つけました。以下は、そのブログに掲載されている「選挙こぼれ話」。
「お通夜を、隣接する市のセレモニー会館で済ませて自宅に帰った喪主と親族一同。 喪服を着替えてから酒などを飲みながら、しめやかに故人を語り、お通夜を振り返っていたとき、点けっぱなしのテレビが 「鹿内候補当確」 を報じたその瞬間、「万歳!」の大声が湧き上がったという。 それはそれは仏様もびっくりして、骨箱から顔を出しそうになったというではないか。」