《2009.4.23〜24》
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※4月22日以前の日記は、前ページに掲載
4月23日(木)きょうは、また少し気温が下がりました。これが「平年」かもしれません。
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88回目の「自治体議員勉強会」を開きました。今回のテーマは、「指名停止業者との随意契約は許されるのか…自治体のコンプライアンスに関する検証」です。1月29日、堺市が行った契約を「違法」とした大阪地裁判決を素材として、参加者の認識を深めました。
まず、第1部(「合法・正当な契約発注だった」と主張する堺市の言い分を聞く)では、堺市契約課長と堺浜整備推進室の担当課長が説明。また、第2部(「違法」判決は、どのようにして勝ち取ることができたか)では、原告代理人を務めた竹中宏一弁護士が、訴訟意義や判決解説を実に分かりやすく話されました。さらに、フリージャーナリストの浅野詠子さんからは、「地方独立行政法人にも住民監査請求制度が必要」という問題提起。近畿圏だけでなく、千葉県や愛知県などからの参加者があり、予定時間をオーバーする熱心な議論が交わされました。 
4月24日(金)気温の低い日が続きます。富山市では、コート着用の人もいました。
堺市のLRT計画に関心をもつ市民の方々と共に、富山市に向かいました。3年前に営業を始めた日本初のLRTを実際に見るためです。予定よりも早く到着したので、富山駅北から岩瀬浜まで7.6qの営業区間の往復を試乗。駅前の「公共交通まちづくりインフォメーションセンター」に戻って、富山市都市整備部・室哲雄参事、富山ライトレール・根塚俊彦社長や片山尚之経営企画課長の説明を聞きました。約2時間、質問にも丁寧に答えていただいた後、根塚社長(写真左)のご案内により、運行に当たるライトレール鰍フ運転司令室や車両基地を見学。
根塚社長は、富山市都市整備部長当時からLRT事業を推進して来られた方で、住民合意に始まる事業実施の経緯から運行状況まで、詳細なお話を聞くことできました。富山市の場合の何よりの特徴は、「JR富山港線の活用変身」という具体的な目標の下に計画されたことです。従って、従来の鉄道路線6.5qに1.1qの軌道(路面電車)を整備。「公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくり」というコンセプトも明確に示されています。
▼北陸新幹線の実現に伴って「JR富山港線」をどうするのか。その存続検討に関して3つの選択肢(@高架化、A廃止→バス転換、B路線移設とLRT化)があった。富山市の「まちづくり計画」を構築するなかで、その課題を実現するために、Bを選択することとなった。