2月14日(月) 藤井寺〜12番焼山寺〜神山町
四国遍路ひとり歩き同行二人区切り打ち日記 (2005.2.11〜22)
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ホテルの朝食はあきらめ、前夜スーパーで仕入れた巻きずしなどで腹ごしらえ。6時15分に予約してあったタクシーで藤井寺へ。夜明け前の山道を登り始めました。八雲庵店主の助言どおり、とにかくゆっくりと…。暗闇の中、11番の奥の院にお詣り。ちょうど鴨島の市街が見晴らせるあたりで、空の色が変わってきました。
苦しい山道を自分の人生を振り返りながら足を運んでいると、誰かが木の枝にくくりつけた様々な標語札が行く道を示してくれます。「ありのままに…」。この険しい道は、「お大師様のお導きのままに…」と、自然体にならなければ登り切ることができないと、思えてきます。
途中で健脚の男性遍路に追い抜かれましたが、ひたすら自分のペースで一歩一歩…。実はこの男性、どこかで道を間違えたらしく、一本杉での休憩中、息を切らしてやって来てダウンしました。結局一足先に発つことになった私が焼山寺の本堂に着いたのは12時15分。登り口から5時間50分です。ちなみに、登山口には、「健脚4時間、普通6時間、弱足8時間」の看板がありました。
お詣りを済ませて納経所に行くと、先の男性が「食堂はどこか」と尋ねています。「近辺には何もない」とのこと。リュックからおにぎりを1個取り出して、差し上げました。出発が早かったこともあって、時間に余裕ができ、標高938mの山頂にある奥の院にも詣ってから、ひたすら山を下って今夜の宿へ。歩行距離23qですが、山道は時間がかかります。
2月15日(火) 神山町〜13番大日寺〜14番常楽寺〜15番国分寺〜16番観音寺
お世話になった神山町の旅館で、「客は私だけ」と聞いていたのですが、朝食は2人分。バイク遍路で夜遅く着いた、神奈川県の男性と一緒にいただきました。
天気予報は雨。雨具を着けての出発です。しかし、13番までは小雨がぱらつく程度だったので途中で脱ぎ、本格的に降り始めてから再着用。
14番から15番に向かう途中で、最初の宿の同宿者だったもうひとりの若い女性(三重県の人)とすれ違いました。そう言えば、あの宿に向かうときも、反対側から歩いて来たこの人と出会っているのです。16番まで詣ってから近くの旅館へ。ひと休みしてまちを散策していると、観音寺の前で、数珠を落とした女性とも再会しました。この方は、予約していた13番の門前宿に着いた後、ここまで歩いて来て、これからタクシーで宿に戻るのだそうです。
ところで、きょうは徳島市内に入ったのですが、山間部のあちこちに昨年の台風被害の爪痕(写真上)が残り、復旧も遅れています。また、徳島県では、道路工事の施工業者が現場に銘板(写真下)を残すらしく、道路のあちこちでめずらしいものを見ました。歩行距離は21.9q。