《2008.12.29〜31》
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12月29日(月)年の瀬の寒風に耐えるプリムラ・ジュリアンの色が鮮やかです。
堺市役所は、きょうまでが“年内営業日”。朝から登庁して、市教委、鉄軌道推進室、堺浜整備推進室、さらに市立堺病院にも赴いて情報収集。このところ相次いで発表されている、体罰事件での処分、東西鉄軌道(LRT=路面電車)基本計画、堺病院の全面移転などについての状況把握に努めました。ところで、12月議会の閉会後、これらの重大事案を次々と発表する堺市の姿勢に疑いを抱き始めています。市長や担当幹部の間に、「なるべく議会で話題になることを避けよう…」という意識が働いているのではないでしょうか。
他方、シャープ新工場の建設状況や今後の見通しについては、どうやら情報を伝えたくない様子です。文字どおり未曾有の世界不況が広がって、シャープも生産計画の変更を余儀なくされているに違いありません。堺市の“皮算用”はきっと大きく狂っているでしょう。建設予定の一部が取りやめになる…という話を漏れ聞き、担当職員に水を向けたところ、これまでの議会答弁を変更しなければいけないことがあるようには見受けられました。
なお、午後は美原区役所に足を運びました。先日来ご相談を受けている事件の経過を調べ、現地も確認。美原町時代のいい加減な行政対応が住民の暮らしを脅かせている面があるのではないか…とも思えてきました。夜は、事務所で市民相談。やはり歳末は大忙しです。
12月30日(火)寒気が流れ込み、重い雲と冷い風に震える年の瀬となりました。
公職選挙法で禁止されているため、選挙区内の方々に年賀状を差し上げることは毎年失礼しています。それに、多忙を極める年末のことゆえ、選挙区外へお送りするのも控えているのですが、きょうは少し書いてみる余裕ができました。
夜は、自治会の歳末防犯本部を訪ね、夜警に回っておられる方々と懇談。寒い中、ほんとうにご苦労様です。
ところで、厚生労働省の発表によると、すでに職を失うか、明春までに職を失うことになる非正規労働者は8万5千人で、うち3万5千人に確認した結果、2,157人が住居を失っているとのこと。寒風のなかでの越年はあまりにもむごい現実です。
12月31日(水)昨日よりは幾分風は収まりましたが、依然として寒い年の暮れです。
いよいよ大晦日。家の中と事務所の表の掃除は済ませましたが、自分の仕事部屋は手付かずのままです。昨日に続いて年賀状を書き、明日ご近所にお届けする「議員活動報告」と新年メッセージの配布準備をしている最中に来客。今年も「市民」として活躍された堺区のHさんがご自分で打ったソバを持って来て下さいました。この1年間も、ほんとうにたくさんの方々のお力添えをいただいて活動することができましたこと、心からお礼を申し上げます。なお、上の写真は美原区Sさんのアレンジメントフラワー、右の写真は南区にお住まいの陶芸家・今木良彦さんの作品です。