《2006.3.2〜4》
(356)
3月2日(木)お天気はよくなりましたが、風の冷たい日。日本海側は、雪だそうです。
議会運営委員会で、私の大綱質疑は、3月7日(火)午前10時〜と決まりました。議論するテーマを先日の「アクション日記」に公表したので、レスポンスのいい関係部局は翌日の朝から折衝に来ています。すでに「答弁予定原稿」を持ってきた気の早い関係者もいますが、本格的な質問づくりは明日の倫理調査会が終わってから…。きょうは、高岡武汪議員に説明をしてもらうための質問準備や、新たに入手した関係資料の整理に当たりました。
3月3日(金)まだまだ肌寒い“桃の節句”…。とは言え、我が家の梅は散り始めました。
高岡武汪議員から事情聴取をする倫理調査会が開かれました。調査会の指摘によって、すでに4件の「訂正報告書」を提出し、説明も二転三転している高岡議員ですが、疑問点への明快な釈明は聞けませんでした。どうして「記入漏れ」が重なったのか、自宅が競売申し立てを受けた際に執行官が作成した「現況調査報告書」との食い違いなどに関する説明も、納得できるものではありません。「マスコミや市民に公開されるなら出ない」と、いったん拒否した上での出席だったためか、「プライバシー」を盾にして倫理調査会の活動への非難を展開。「税金の無駄遣いだ」との言葉も飛び出す始末です。
制度論は「倫理調査会ではなく、議会で議論したら…」とたしなめた上、調査会委員を冒涜する「税金の無駄遣い」の発言は取り消すように求めました。ところが、「そんなことは言っていない」と開き直るので、まともな議論にもなりません。質問を始める冒頭で、「議員や市長が、高潔性を自らすすんで市民に実証する」という、倫理条例第1条に定められた「目的」をお話ししたのですが、どうやらこの方には通じなかったようです。
3月4日(土)カーラジオで聞く俳句番組でも、春を待ちわびる句が取り上げられています。
3月7日(火)の本会議で行う大綱質疑(代表質問)の質問項目を、昨日の夕方、通告しました。昨夜から早速、答弁の予定原稿がメールで送られてくるのですが、22時〜23時台に発信されたものが4件あって、いちばん遅いものは23時36分でした。担当職員の皆さん、ほんとにご苦労様です。きょう、明日と、休日出勤で対応して下さる人もいるようです。これらの答弁書を読み上げる市長や局長が、担当者の苦労を踏まえて議論に臨んでくれることを期待しましょう。2問目や3問目の質問には、しっかりと自己の考えを述べてほしいものです。なお私の登壇は、午前10時、開会後のトップ。取り上げるのは、おおむね次のような項目です。
@市長の予算説明(政令指定都市として市長は何をめざすか。所得の2極分化時代についての市長の認識と市民福利の充実策。市長が力を入れているLRT事業は堺市史にどのような記述を残すか。百舌鳥古墳群の世界遺産指定への取り組み)
A高齢者増税と介護保険料引き上げ(税制改革による高齢者税負担の変化。高齢者家計への負担の強化。介護保険料引き上げと旧美原町における合併説明会での説明)
B“黒字決算”の演出と下水道料金引き上げ(一般会計繰り入れ中止と財政再建計画の関係。下水道使用料改定における逓増制料金体系の変遷)
C補助金行政の適正化(地域振興に関する補助金交付の条件。「美原地域振興補助金」の適正さに欠ける運営。「美原地域愛補助金」の運用指針の改善)
D各種偽装事件(東横インの障害者偏見・差別的工事。耐震強度偽装事件に関する対応)
E職員の服務規律(「お役所仕事」の改善方針と徹底。某局幹部職員の立場利用と不正)
F政治倫理条例の法理と役割(制定経過と歴史的意義。資産公開と政治倫理の関係)
G団塊世代に向けての自治体施策(団塊世代の状況。団塊世代を対象とした堺市の施策)