《2006.2.3〜5》
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※2月2日以前の日記は、前ページに掲載
2月3日(金)また寒くなってきました。予報どおり「節分寒波」がやってきたようです。
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前にも書きましたが、1983年に日本で初めて制定された「堺市議会議員及び市長の倫理に関する条例」(倫理条例)が全国に広がるなかで、閣僚の資産公開などを経て、1992年に「政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開等に関する法律」(資産公開法)が制定されました。しかし、この法律は制定当初から、アメリカの同種制度などと比較して、公開内容の不十分さ、審査システムの欠落など、数々の不備が指摘されてきたものです。
他方、知事や市長、都道府県と政令指定都市の議員には、この法律に基づく資産公開が義務づけられました。4月1日の政令市移行によって、堺市議もその対象となるわけです。堺市長と市議は、すでに「倫理条例」による資産公開を行っており、新たに義務づけられる資産公開制度との整合をどのように図るのか…。このことを検討するため、議会運営委員会内に資産公開研究会を置き、先日は福岡市の視察にも行ってきました。ちなみに、すでに両方の制度による資産公開が必要な堺市長は、2つの条例に基づいて別々に公開しています。
きょうは、視察後の最初の研究会が開かれ、各会派の意見が発表されました。発言内容をまとめると、方向は3つあるようです。
@両方の制度をうまく融合させ、双方の資産公開要件を満たし、審査制度や市民調査請求などを現行通り機能させる条例をつくる。
A両制度の一本化は行うが、堺市倫理条例の資産公開や運用制度をそのまま生かすのではなく、変更を加える。
B堺市倫理条例は廃止して、国会議員資産公開法に基づく条例のみにする。

きょうの研究会では、「政治倫理を条例で規定するのはいかがなものか」とか「資産公開を本人だけでなく、配偶者や扶養親族にまで及ぼすのはプライバシーの侵害だ」などの極論を述べる議員もいました。前者の理屈は、23年前、市民が直接請求で制定を求めた「倫理条例」に反対意見を付けた当時の市長とまったく同じ見解です。いったい誰がこんなに無理解なのか、いずれ、各会派の見解のメモを整理して、お示ししたいと思っています。
2月4日(土)きょうは立春。天気がよいのに小雪が舞う、寒い一日でした。
このところご心配をかけている母が、昨日は股関節の痛みを訴えました。退院後の回復ぶりがうれしくなって、少し無理をさせたのかもしれません。発熱もあったため、昨夜は母のベッドの横に私の寝床をつくり、数十年ぶりに母の寝息を聞きました。お陰様で母はよく眠り、今朝は昨日の痛みなどすっかり忘れるほどです。
事務所に戻って、市民相談。その後、自治体議員勉強会(沖縄合宿)の収支報告づくりなどに取り組みましたが、どこかで思い違いをしているようで難渋しています。経理事務に堪能な事務所スタッフが産休中なのは痛手です。
2月5日(日)もう一息、開花は近づいています。
少し明るい陽差しを感じたので、寒風や冷え込みに痛め付けられていた花たちをいたわり、事務所前のプランターなども置き替えてみました。
昨日に続いて、沖縄合宿の報告づくり、この間の出張資料の整理を試みました。ご相談の電話が続いたりしてなかなかはかどりませんが、できるときに片づけておかないとたまる一方です。