※9月25日以前の日記は、前ページに掲載
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《2005.9.26〜28》
9月26日(月)暑さが納まって咲いていたハイビスカスも、気温が下がりすぎたよう…
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きょうも一日中、事務所で過ごしました。大浜南町のKさんからは、「法務省認定債権整理機構」とやらの得体の知れない差出人から届いたという「裁判期限通知書」についての電話相談。「とりあえず電話で連絡されたい…」との指示が書いてあるそうですが、1回連絡したら、とことん食らいついてくるのでしょうね。高齢者をねらったあくどい詐欺や脅迫…許せません。
電話相談は何件かあって、「市長選挙は誰に入れたらいいのですか?」というお問い合わせも…。言うまでもなく結論は「それぞれのご判断で投票して下さい」ということですが、私の考えはお伝えしています。ただし、選挙期間中につき、ここに書くことはできません。
集金と配達以外に来客がなかったので、都市政治研究所「ニュース・レター」の作成作業がはかどりました。原稿と紙面原版は完成。明日、印刷の上、発送もできそうです。
9月27日(火)湿った空気が流れ込んだそうで、昼過ぎから小雨がぱらつきました。
明日の本会議に備えて、情報収集。逮捕されている前議長からは、まだ「議員辞職願」は提出されていません。「用紙」の請求もなかったそうですから、どうやら本会議までに出てくる可能性は薄いようです。このままでは「辞職勧告決議」の審議に入らざるを得ません。なお、前議長の身柄はまだ府警本部にあるとか。選挙違反捜査の広がりを恐れている人たちも居るようです。
事務所前のフウセンカズラは、葉と同じ色だった風船状の実が、どんどん化粧を変えています。
9月28日(水)昨夜から本降りになった冷たい雨が、いっそう秋の訪れを感じさせます。
本会議前に開かれた議会運営委員会の冒頭、自民党市民クラブの代表から、22日本会議で同会派議員が議事を混乱させたことについての「お詫び」がありました。しかし、3人の議運委員のうち2人が、当の混乱動議に同調しています。別の自民党会派の委員や議運委員長が「ケジメが必要」との意向を表明したところ、うち1人がこれに猛反発しました。
その委員の言い分は、「議場への日の丸掲揚を議運で決めた際、記者会見をして『反対』を主張した議員がいる。議運の決定が守られなかった前例だ」ということ。多数決で押し切った日の丸掲揚を引き合いにするなど、「詭弁」にも至らない幼稚な「奇弁」です。「全会一致の議運決定が拘束力を持つのは議会の運営に関することで、政治的な主張や発言まで議運決定でしばるのはファシズムだ」と私が批判したら、それ以上の反論はありませんでした。
その後、自民党市民クラブは、前議長の議員辞職に関する意向について説明を行いましたが、その内容は次のようなことです。@弁護士を通じて当人の意思を確かめたが確認できなかった。A新聞報道で「容疑事実を認めた」と書かれているが、認めたのは「焼肉店に地元支援者を招いた」という事実で、これは岡下候補への集票依頼のためではない。B拘留期限が10月8日で、7日にも処分決定が出るから、それまで待ってほしい。
捜査の拡大を防ぐために必死の防戦をやっている…という感じがしないわけでもありません。ただ、各会派の様子から察して、きょうの本会議で決めるなら「否決」という雰囲気が感じ取れました。その口実はきっと、「起訴などの処分決定が出ない段階で議会意思を決めるのは時期尚早」ということになったでしょう。他の自治体の対応例を見ても、「起訴後も辞めない場合に辞職勧告をする」というケースが多いようです。一部に反対する会派もありましたが、会期を再延長した上、10月17日(月)10時から本会議を開いて審議するということに同意しました。なお、反対したのは共産党。当初、「会期延長反対」を主張していた美原会、あたらしい風、プロジェクト堺の3会派は、どういう訳か態度を変えて賛成に転じました。