7月26日(火) 台風接近で朝から雨が降り続き、気温も少し優しくなりました。
《2005.7.26〜28》
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※7月25日以前の日記は、前ページに掲載
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朝からの雨で、3日続けた早朝配達は足休めの日となりました。また、きょうは「議員活動報告」の郵送分を発送する作業日と決めていたので、「手伝います」という方々が次々と事務所に来て下さって、予想以上に仕事がはかどりました。何かあるとご助力いただける皆さんのお力で、議員活動を支えていただいています。ありがとうございます。
お陰様で私の方は、一昨日ご相談を受けた学校教育の問題に関する報告書の“解読”と、調査資料の整理・分析に没頭することができました。なお、この件に関係する事件現場の管理上の問題について指摘していたのですが、管理責任者が説明のために来訪。結果が間違っていたとは言えないものの、処理方法の不適切さを正すよう注意を促しました。
7月27日(水) 台風は関東圏をかすめて去り、暑さ再燃。コバナランタナが元気です。
今朝の「市民ネット新聞」配達は、1時間で320部。10階建ての高層住宅や中層住宅に配ったため、発汗量はぐっと少なくなりました。事務所には、きょうも午前、午後に分かれてボランティアの方々が来て下さって、「活動報告」の発送作業に取り組んでいただきました。
私は、昨日に続いて、ひたすら学校教育に関する事件の資料整理です。相談を持ち込まれた保護者にも来ていただいて、事実関係の再チェック。明日の午後、学校関係者や市教委と話し合う場に立ち会うことにしています。
7月28日(木) 台風が残してくれたのか、今朝方は少し気温が下がったようです。
某小学校で起こった人権侵害事件について、被害児童の父母らが当該校の校長先生はじめ関係する教員と話し合う場に同席しました。市教委の担当職員を交えての会合でしたが、残念ながら父母らが納得できる事態には至りませんでした。
この事件について、学校が市教委に提出した「報告メモ」や市教委の指導記録、それに父母の説明を突き合わせてみたのですが、第三者からみても、対処の経緯に疑問がいっぱいあります。事件発生を想定して、市教委が「危機管理マニュアル」のなかに織り込んでいる「対応例」があるのに、まずこれがまったく無視されています。それに、市教委の学校への指導過程でも、そのことの点検は何も行われていないのです。
そのため、マニュアルがもっとも重視し、対応の基礎として示している態勢づくりや教職員の基本認識ができていません。初めてマニュアルを手にした父母は、「このとおりに行われていたら、決してこんなことにはならなかったはず…」と唇をかんでいました。「危機管理マニュアル」が学校の現場で守られていない事実は、一昨年6月18日の文教委員会で指摘し、市教委が改善を約束したはずのこと。事件の性質が異なるとは言え、繰り返されるのは遺憾なことです。それに、学校が事件を把握してから8か月も経って、いまだに人権侵害が繰り返されるというこの事件の深刻さが、対処すべき責任者たちに自覚できているのでしょうか。
実は、きょうの会合は、学校と市教委の反省や今後の取り組み姿勢を父母に理解していただいて、ともに子どもを励まし、救ってやれる働きかけができる契機にしたいと、密かに思っていました。期待に反して、結果はさらに不信感を募らせることになったようです。しかし、このまま放置されることは絶対に許されません。10日の期間をおいてもういちど話し合う約束を交わし、希望をつなぎました。