《2004.9.7〜10》
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※9月6日以前の日記は、前ページに掲載
9月7日(火)夕方からの始まった強烈な風が、深夜に至っても吹き荒れています。
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きょうは一日、昨日亡くなった叔母の10時からの葬儀や、その後の儀式に充てるつもりでした。ところが、午後になって「近畿地方も強風圏入り」とのニュースを聞いたため、少し早めに事務所に戻り、台風に備えました。
それにしても、今年に入って日本に上陸した台風は計7個。90年と93年の6個を上回って過去最多を記録したとか。また、広島地方気象台が観測した最大瞬間風速60.2mは、1937年に統計を取り始めて以来、最大の強風だそうです。各地の交通機関マヒ、トラック横転、船舶事故、高潮による道路や家屋への浸水などがもたらす被害の大きさが気になります。16号とほぼ同じコースをたどる18号は、農作物にも大きなダメージを与えているようです。
9月8日(水)文字どおり「台風一過の青空」です。しかし、各地に被害の爪あとが…
提案された議案への質疑を含む「大綱質疑」が始まりました。発言順序もいつの間にか「会派を構成する議員数が多い順」となっていて、きょうは公明党とフェニックス民主の2会派が演壇に立ちましたが、会議時間を3時間余らせて午後2時に延会。本会議の終了後、私が3日目にすることになっている「議案質疑」に関して、市当局からヒアリングを行いました。
夜は、地元校区での民生委員予備推薦会。民生委員法第16条の「職務上地位を政党又は政治的目的のために利用してはならない」との規定を紹介しながら、そのおそれのない人を選ぶことを求め、推薦者に確認しました。「民生委員さんの家に政党ポスターや議員後援会の看板が掲げられている…」などの苦情も寄せられています。
9月9日(木)議会活動に追われていることもあって、花々への水やりは朝だけに…
「大綱質疑」の本会議2日目のきょうは、午前中の2時間をかけて共産党が質疑、午後からは自民党系の2会派が質問に立ちました。ところが、議長の不注意でハプニングが続出。1度目は午後の会議が始まる折、遅刻した市長が議場に入る前に「開会」が宣告され、答弁者不在のまま指名されて演壇に上った質問者が立ち往生。2度目は次の自民党議員が登壇した直後、この議員を非難する激しいヤジが傍聴席から飛びました。議長の対応がもたついて議場が混乱したため休憩となり、休憩中の非公式な議会運営委員会で適切な議事運営を行うよう要求。およそ半時間のロスタイムを経て再開したのですが、それでも1時間半ほど会議時間を余らせて延会となりました。明日午後は、いよいよ私の「議案質疑」です。
9月10日(金)夏のベランダを飾った琉球アサガオも、季節を終えようとしています。
「大綱質疑」本会議の最終日です。残っていた2会派と田中丈悦議員の質疑が午前中に終わり、午後は、今議会から発言権を回復した「議案質疑」の機会を利用して私が発言しました。市長提案による議案のうち、@3つの事業会計(市立堺病院、水道、下水道)の決算認定、A日高少年自然の家など3施設への指定管理者制度導入に関する条例改正、B大阪府の補助事業見直しに伴う医療費助成制度の改定、C新日鉄の野球場を市民利用施設とするための負担金(整備費)を計上する補正予算、計4件(12議案)について質しました。
とりわけ、老人、障害者、母子家庭、乳幼児、被用者保険被保険者の各医療費助成制度の見直しは、財政難を理由とした社会的弱者への痛みの増加をもたらすもの。そのことへの認識や選挙時の公約との齟齬に対する説明を市長に促しましたが、どうやら面と向かって議論するのは苦手な方のようです。なお、図書館への指定管理者制度の導入を進めていた市教委への質問では、来年度実施の見送りが明らかになり、さらに慎重に対応することを求めました。