1月6日(月) 寒い日がつづきますが、年末に剪定した梅枝のつぼみが開きました。
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《2003.1.6〜8》
※1月5日以前の日記は、前ページに掲載
「アクション日記」のはじまりへ
昨夜開かれた、美原町の住民投票条例制定請求をめぐる住民集会の様子を聞きました。出席した某党の町議から、「合併反対を強くにじませた住民投票にすべきだ」などとの意見が出たと聞いて、驚きました。住民たちが、「合併問題を町長ひとりで決めるのではなく、住民の意思を確かめてほしい」という素朴な思いで始めた運動に、こんな注文をつける資格があるのでしょうか。議員の皆さんは、自らが議会に条例案を提案したり、町長に住民投票を強く求める議論をすることもできたはずです。そんな動きがないから、住民たちが直接請求で条例制定を求めようとしていることを、まず理解すべきでしょう。堺市との合併に賛成であれ反対であれ、「町の未来を決めるのは町長ではなく自分たちだ」と自覚し始めた住民の運動に水を差したり、この運動を党派的利益のために利用するようなことは、ぜひとも自制してほしいものです。堺市の政治倫理条例制定のときもそうでしたが、住民運動の高まりのなかでは、政党の真価も問われます。
夜は、「9年ぶりのカムバック」について、某紙記者から取材を受けました。その折にも、美原町の動きをお伝えし、ぜひ注目してほしいとお願いしておきました。
1月7日(火) 寒風の中も、自転車で走っていると体が温まります。
今日は、うれしいことがいくつもありました。朝、青森県の鹿内ひろし県議から電話。9日から始まる知事選挙で、核燃料サイクル施設反対運動のグループの仲間を立て、その事務局長を務めるとのことです。折しもお母さんのご病気などもあって落ち込んでいた気持ちが、「長谷川さんのカムバック宣言を聞いて、勇気が湧いてきました」…。こちらこそ、知事選まで挑むことのできる運動の勢いにあやかりたいものです。また、市川房枝さんの最後の選挙を大阪でいっしょに手伝ったOさんからは、「夫婦で応援し、大学生の大学生の孫も手伝います」と、わざわざの電話。それに団地内を自転車で走っていても、激励の声をかけて下さる方が多くなりました。
夜は、剣道クラブの初稽古。寒さに負けず、元気な子どもたちと竹刀を握りました。終了後、お母さんたちが腕を振るってくれたおぜんざいをいただきましたが、昔のように3杯目のお代わりまでは手が出ません。帰路、昨夜取材に来てくれた産経新聞の佐藤記者から電話があって、明日(8日)の朝刊・社会面に掲載予定だそうです。「名前は書きません」と言っていた記事ですが、内容が楽しみです。
1月8日(水) 寒波はひと休み。やっぱり楽ですね。
産経新聞の記事は、第2社会面の左肩のコラム「社会部発」に「真の市民派議員とは」の見出しで掲載されました。佐藤記者が堺支局に赴任中、市議であった私の議員活動への身に余る評価と、思わず身が引き締まるような「期待」を書いていただいています。名前は書かれていないのにあちこちからの反響も大きく、メールやお電話がありました。「何をもって市民派議員なのか。草分けとされる元市議が、身を持って示してくれることを期待したい」との結びにたがわないよう、まず、そのポジションを得ることに精一杯の努力をしなければなりません。
ところで、年末にお送りした資料をお読み下さった方々からの返信が、このところ毎日、届いています。なかには、ずっとご支援いただいていたお母さんが亡くなられことを書き添え、娘さんが新たな支援者になって下さる旨のお便りもありました。長年、現場から離れていると、こんなふうに、お世話になった方のご他界も知らず、ほんとうに失礼を重ねています。どうかお許し下さい。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。