大綱質疑本会議の二日目。私の登壇は、予測どおり11時過ぎとなりました。議論のテーマは3つで、基本的には12月の議会で予定していたものです。ただ、12月とは順序を変え、新型コロナワクチンの「接種後副反応疑い報告書」の当事者について市当局に求めていた調査の進捗状況の確認から始めました。
●救済申請意向16件(うち9件は制度不知)
2月14日までの調査で、救済制度の申請意向を確認できたのは66件(44%)で、「意向あり」と答えた16件のうち、9件の方は「救済制度があることを知らなかった」という結果でした。また、当事者や家族と連絡がとれないまま、救済制度の案内郵送をしただけのケースが72件で、連絡不要の申出や宛先不明で返送されたケースが14件ありますから、計86件(57%)はまだ意向確認ができていないことになります。
●「回復」の確認は44件・「死亡」は16件
連絡がとれた方々のうちで、副反応症状が「回復」した方は42件、「軽快」6件、「未回復」10件、「死亡」2件でした。制度案内をした方々と合わせて「現在の状況」を確認すると、「回復」44件(29%)、「軽快」6件(4%)、「未回復」12件(8%)、「死亡」16件(11%)、「不明・連絡不能」74件(49%)となります。
●接種時22歳女性=3年続く後遺症
市当局には後遺症被害や死亡された方々に関する調査も求めていました。22歳で接種を受け、全身倦怠などの後遺症から勉学もままならなくなった女性は、3年近く経った今も自宅療養しながら医療受診されています。これまで手が回らなかった救済申請ですが、今回の調査を機に手続きを始められたそうです。
※このような調査結果を踏まえた議論の様子は、明日以降の日記で報告します。