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《2024.7.3
7月3日(水)街全体が「世界遺産」と思えるブタペストを観光。好天で、14℃~25℃。

朝一番、「世界一美しい」といわれる国会議事堂を見学。オーストリアとの連合国家時代に建設が始まり、1904年に完成した歴史的建造物です。議場にも数々の装飾が施され、荘厳な雰囲気の議長席にごく普通のペットボトル(水)が2本置かれているのが印象に残りました、おそらく、議会運営は現実的なのでしょう。なお、ソ連邦時代に尖塔の頂きにあった赤い星は展示室に飾られています。
なお、現地ガイドのアンジェリカさんは現政権を厳しく批判。「生活は社会主義時代の方がよかった」「プーチンの友だちオルバン(首相)はダメ。怖い人。選挙では自分以外の票を捨てさせ、EUからもらったお金を身内のために使う」「高齢者施設なども少なく、英語や独語が話せる医師や技術者、若者たちは国を離れている」など、流ちょうな日本語で話されました。一時は門真市に住み、幼稚園で英語を教えたとか。今はブタペストで歴史教師をしながら、孫の世話もされているそうです。
その後、旧王宮、マーチャーシュ教会、漁夫の砦などを観光。途中、公園でイベント中の民族衣装の方々に声をかけ、写真を撮らせてもらいました。
街を歩いた印象は、アンジェリカさんの言葉を裏付けるように、道路の傷みや建物の壁の剥落などがあちこちで見られました。歴史的都市の宿命のようで、補修工事が各所で行われています。それにしても、「街全体が歴史遺産」といえる雰囲気が保たれているのは、景観を維持するための規制があるのでしょう。ちなみに、電柱に掲げられた無粋なポスターは、地方議員選挙が終わった後も放置されているものだそうで、各所に見られました。
昼食後は自由行動。エルジェーベト公園で観覧車を楽しみ、自由広場入口にあるナチス被害者の追憶展示、くさり橋などを見ながらホテルへ。
ツアー最後の夜は、老舗レストラン「グンデル」で夕食会の後、ドナウ川の貸切クルーズに乗船。もちろん、川からの夜景は圧巻でした。

ホテル窓からの景観(昨夕)

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