《2023.12.6》
(2905)

大綱質疑本会議の二日目です。私の前に立った共産党・森田晃一議員の議論が白熱し、通告時間の70分を大幅にオーバー。私に登壇の機会がやってきたのは11時半を過ぎていました。本会議は通例で12時~1時を昼食休憩の時間としています。従って、私の持ち時間40分をフルに使うと途中で「休憩」を求められるかもしれません。今日は議論テーマを「本市におけるハラスメント事案の発生状況と対策」一本としているので、途中で切れるのは避けたいとの思いから、議論時間の短縮に努めました。
まず、市当局から提供を受けた10年間のハラスメント相談件数と認定件数をグラフにして示しました。全体の数値は12月1日の日記で紹介しています。その次に示したのは、パワーハラスメントとセクシャルハラスメントのグラフです。相談件数としてはパワハラが多く、セクハラ相談はその4分の1以下です。また、相談を受けて市当局がハラスメントがあったと認定した割合は、パワハラ9.0%に比べ、セクハラ25.0%と両者に開きがあります。
グラフ化する作業の中で、それでも「ちょっと少なすぎる」と直感し、比較資料を探しました。厚労省委託の実態調査(2020年)と自治労の調査(2016年)が見つかり、両調査ともパワハラ経験者が31%以上です。10年間の相談件数が僅か2%という本市の実態を指摘しました。また、厚労省委託調査と認定率を比べても、大きな開きがあることも判明しました。
実は、12月1日の日記で「ハラスメントを議論する」と公表した後、市職員からのメールが相次いでいます。生々しいパワハラの実態も窺われる内容を次に示して議論したのですが、その状況はまた明日の日記で報告します。
ちなみに、大急ぎの議論は12時すぎに終了。持ち時間は15分ほど余りました。

12月6日(水)未明に雨が降り止み、お昼過ぎまで晴れて暖かな日に。6.5℃~14.8℃。

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