午後、聴覚情報処理障害(APD)の子を育てるお母さんが、「近畿APD/LiD当事者会」代表の渡邉歓忠さんと一緒に事務所に来訪され、お話を伺いました。何日か前にお母さんから電話をいただいてご相談があった際、私は「APD」(LiDともいう)のことを何も知りませんでした。
急いでネット情報を検索し、「聞こえているのに聞き取れない」、「聴覚検査で異常なしと言われながら、聞き取れないことや聞き間違いが多い」という聴覚障害があることを初めて認識しました。仮にも「障害福祉行政」について議論する立場にありながら、また、NHKでも何度か報道されているのに気に留めることなく過ごしてきたことは、お恥ずかしい限りです。
お母さんと渡邉さんからは、今月23日に泉ヶ丘駅前のビッグアイで開催される講演会のご案内もいただきました。私はやむを得ない都合で参加できないのですが、「行政関係者にもぜひとも知らせたい」とのこと。そこで、急遽、障害福祉部の幹部に連絡したところ、関係職員が話しを聞いてくれることになり、お二人とともに市役所に向かいました。
対応してくれたのは、障害福祉部の障害施策推課と障害支援課、教育委員会学校教育部の支援教育課の職員です。それぞれ、担当職務の立場から「APD」への関心をもってくれていたようで、お二人の話を熱心に聞いた上で、お母さんに相談窓口を案内したり、渡邉さんには職員研修への協力も依頼。また、学校現場でも既に数件の対応ケースがあったことなどが確認できました。9月議会に向け、私も猛勉強するつもりです。