昨日の健康福祉委員会では、2つ目に「屋外喫煙所と受動喫煙対策」について議論。まず8月22日の朝に撮影した中百舌鳥駅前の写真を示しました。前議会で指摘した後、市当局は健康福祉局長をリーダーに「屋外喫煙所改善プロジェクトチーム」を編成し、関係各局が連携する取り組みを進めてきました。
担当職員の工夫で、自動音声による注意喚起やレッドコーン設置などの応急対策を行っています。しかし、その効果は限定的で、レッドコーンは逆効果です。結局、「移転」しかないことは認識し、複数候補地を選んで検討しているとのこと。早期実現を求めました。
●駅前喫煙所9か所の改善対策
次に、決算委員会分科会で議論した9か所の屋外喫煙所について、厚労省通知による「留意事項」に完全適合しているのはたった1か所という現状を確認。中には、灰皿を置いただけという所もあります。いちばん大事なことは喫煙所から煙が流れ出ないようにすることです。たばこ業者頼みではなく、堺市の経費投入も考えるべきだと主張しました。
●バリアフリーの本意を徹底する必要
最後に指摘したのは、決算委員会総括質疑で議論した「バリアフリー施策」。金岡公園入口のスロープ工事に際し、公園事務所は国交省の「移動等円滑化整備ガイドライン」のより高い基準に基づいて設計したと釈明。しかし、その整備ガイドラインの「おわりに」の部分は読まず、書かれているバリアフリーの本意を理解できていないことが、私の質疑で明らかになりました。
その折、バリアフリー施策を担う地域共生推進課もそれに気づかず、「基準を遵守しているなら、問題ない」旨を答弁。技術者が陥りがちなドグマに対して、注意喚起することこそ必要だと指摘しました。
さて、今日の大阪府の新型コロナウイルス新規感染者は3300人、亡くなられた方9人。堺市の新規感染者は248人(前週火曜の1.07倍)で、亡くなられた方は3人(60代、80代、90歳以上各1人)でした。なお、今日の発表分から、「全数届出」が見直された数字になっています。