《2022.3.11
(2607)

※3月10日以前の日記は、前ページに掲載

昨夕、北区役所の前を車で通りかかった際、正面玄関脇にウクライナ国旗があるのが目にとまりました。「きっと、募金の案内掲示だ」と推察し、今日確かめに行くと正解でした。箱の設置を知った8日に募金する折、横に並ぶ大雨災害義援金の募金箱と間違いそうになり、昨日の総括質疑で指摘しました。
北区長の話によると、質疑を視聴していた職員たちのアイデアだとか。来訪者に広く知ってもらうため、2つの玄関に案内掲示をすることにもなったそうです。その後、登庁して確かめたら、市役所本館の案内所や3階の堺区役所窓口でも、ウクライナ国旗をあしらって募金箱を目立たせる工夫が見られました。
●ピント外れだった市長の「コメント」
総括質疑の準備中、「永藤市長の対応は?」とネット検索したら、日経新聞のWeb記事がヒットしました。ところが、記事中にある「コメント」は堺市ホームページには掲載されていないし、議員への情報提供もありません。総括質疑での質問に市長は、「記者に求められてコメントした」と答弁。コメント文の内容は、「本日、市議会において『ロシアによるウクライナへの侵攻に強く抗議する決議』が全会一致で可決された。堺市は、『平和と人権を尊重するまちづくり条例』にて『基本的人権の尊重や平和社会の実現と維持は国際社会の共通の原理』と掲げており、今回の侵攻に強く抗議する。一方で、ロシア国籍の市民などロシア出身の方に対するいわれなき差別や中傷は許されるものではなく、冷静な対応を呼びかけたい」だったと説明しました。
決して、間違いではありません。しかし、ロシア軍の侵攻で命の危険が差し迫っているウクライナの人々への思いを語らず、ロシア出身者への冷静対応を呼びかけるのは、如何でしょうか。各紙が紙面掲載を見送ったワケが分かった気がします。
なお、今日登庁したのは、「避難者にきちんと対応する」との市長答弁の窓口などを確認するためです。担当の国際課から、「至急に庁内調整行い、対応方策をまとめた」と夕刻に連絡がありました。
今日の大阪府の新型コロナ新規感染者は1959人で、亡くなられた方35人。堺市の新規感染者は422人(前週金曜の77%)、亡くなられた方7人でした。

3月11日(金)11年目の「3.11」。津波や原発被災の方々に思いを! 6.5℃~17.5℃。

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