堺市で新型コロナウイルス感染症の第5波拡大が始まったのは、6月28日だそうです。余談ながら、奇しくも私の80歳の誕生日。
どうやら、8月25日の235人がピークだったようで、その頃に比べれば最近は減少傾向です。24日~今日までの新規感染者と亡くなられた方の数を表にしました。
また、第5波の感染者数は第4波の1.5倍近くになっていますが、亡くなられた方の数が少ないのが特徴的です。正式な分析結果にはまだ接していませんが、ワクチン接種が進んでいる高齢者の感染が少なくなったためでしょうか。
政府は、延長を重ねてきた緊急事態宣言とまん延防止等重点措置を今月末(30日)に全国的に解除する方向で調整しているとの報道が流れています。とは言え、堺市民(12歳以上)のワクチン接種状況は、21日現在で56.7%。まだまだ気を緩めることはできません。
午前中の議会運営委員会は、自民党が最終本会議に緊急提案を求めた要望決議をめぐって紛糾。大阪維新の会だけが「緊急性を認めない」と反対しましたが、賛成多数で提案へ。
午後、公園緑地部、市教委学校管理部、環境保全部から昨日の記者発表について説明を受けました。昨日の日記で市教委の「発表の遅さ」を指摘しましたが、今日の説明では、各校校長に「アスベスト検出」の事実を知らせたのは9月16日とのこと。その怠惰と無責任ぶりに、驚きと怒りがこみ上げてきました。ヒアリングの後、アスベストが見つかった日置荘小学校(東区)、登美丘西小学校(東区)、福泉小学校(西区)、八田荘小学校(中区)を回って現場を視察。
なお、緊急事態宣言の解除が決まった新型コロナウイルス感染症。今日発表された新規感染者は、大阪府281人(亡くなられた方8人)、堺市13人(亡くなられた方はゼロ)でした。
●堺市立の4小学校でアスベスト見つかる
ところで、堺市教委が今日、「市立小学校4校の3階に部屋を配する体育館で、3階天井裏の耐火被覆からスベストが検出された」と発表しました。公園予定地に続く検出事案ですが、市教委はこの事実を7月1日に確認しながら、なぜ今日まで発表しなかったのでしょうか。改めて、事態の経緯などを調査する必要があると思っています。
また今日は、決算委員会で議論した東雲公園予定地のアスベスト検出事案の報道発表に際して、発表内容に誤りがあったとして訂正。さらに、相次ぐアスベスト案件に対処するため、堺市アスベスト対策推進本部に「市有建築物対策部会」を設置し、「市有建築物対策部会及び
市立小学校におけるアスベスト含有建築物対策チーム」を編成して対処することも発表しています。