今日は百条委員会の予備日でした。明日に予定している市長選出納責任者の2度目の証人尋問に関して、証人から補佐人同伴願などが提出された場合に備えて日程を空けていたのですが、昨日までにその動きはなく、開会の必要がなくなりました。代理人弁護士からは「出頭拒否」の意向を示す書状が届いていますから、明日も姿を見せない可能性があります。
政治資金収支報告書に2億3千万円という巨額の記載漏れがあった竹山前市長は、辞職時に「一生かけて説明する」と公言。また、1月30日の百条委員会に出頭し、「辞職前に開会予定だった議員総会で、自分は説明したかった。ところが、議会側が議員総会を開会しないことからできなかった」と証言しました。ただその一方、「一生かけて説明すると(以前に)言ったのは、プライベートな場でするということだった」とも述べています。さて、市民の期待と支持を集めて3度も堺市長選に当選した人が、おそらく「一生の不覚」だった事件について、どのように後始末するか。市民は、まだ事件を忘れていません。「市民目線」を第一義とした同氏が、名誉と責任を重んじる人であってほしいと願っています。
ところで、大変遅くなりましたが、雨のために配布が遅れている「議員活動報告」(№87)をホームページに掲載しました。併せて、トップページも更新しています。
やっと、予定どおりに南海・白鷺駅前での議会報告を実施することができました。明日も雨の心配はなさそうなので、予定どおりJR堺市駅前に立つことにしています。
●証人は姿を見せず、代理人弁護士から文書
さて、10時半に開会した百条委員会。出頭請求していた市長選の出納責任者は現れませんでした。やむなく、委員会を休憩して委員協議。協議中に、代理人弁護士から議長宛に「意見書」なる文書が届きました。当該文書は昨日FAXでも送信を受けており、目を通しましたが、これまで繰り返されている基本論調(百条委の調査が権限逸脱で違法)に基づくものです。しかし、百条委としては、その都度、法的アドバザー(弁護士)の助言を受けながら法令に基づく運営を行っており、竹山氏側の代理人の主張は当を得ないものと私たちは考えています。
そこで、午後1時に再開した百条委員会では、法的アドバイザーに見解をまとめて文書で提出していただくことを提案し、各委員の同意を得ました。また、別の委員から出納責任者のこれまでの証言に疑いが生じる新たな指摘があったため、改めて出納責任者に再度の出頭請求を行うこと、関係資料の提出請求を行うことなどを決定しました。