今日の百条委員会は、市長選挙の出納責任者だった証人が入室後のインターネット中継はなし。報道関係の録画・録音もできないため、テレビ取材は2社だけでした。証言席は衝立に囲まれ、証人が補佐人に相談するため振り向いたときに、傍聴席から顔を見られないよう配慮した措置です。
それでも16人の開会時の傍聴申し込みがあって、衝立の関係で左右に振り分けた傍聴席に着くことができたのは10人だけ。残りの方々は、別室でのモニター傍聴となりました。
元旦から走り続けてきた感がありますが、昨日の百条委での証人尋問が終わってほっと一息。今日は、昨年末の訪問時にご不在で挨拶ができなかった方々を訪ねました。
なお、一昨日の日記に書いた消防デジタル談合の記事が不正確だったので、休日にもかかわらず消防局の担当課長から指摘の電話をもらい、訂正しました。それにしても、「㈱富士通」と「富士通ゼネラル㈱」という関連会社が入札で競い、「㈱富士通」が落札。「談合」指摘を免れようとした形跡も窺えるとんでもない事件でした。
●竹山証人・阪本証人共に、「証言拒否の正当性なし」の決定
なお、百条委員会開会の委員協議では、1月30日の委員会で竹山証人が出納事務に携わった複数人物の名前の証言をを拒んだことについて議論し、百条委で証言を拒むことができる民事訴訟法上の要件に該当しないことから、「正当性はない」との見解で一致。今日の委員会冒頭でその決定を行いました。
また、阪本証人は自身以外に「2人の人物」が出納事務に関わったことを証言しながら、2人の名前を明らかにすることは「当該人物の了解を得ていないから、控える」と答弁。いったん委員会を休憩しての委員協議を経て、再開後の委員会でこの証言拒否についても「正当性なし」と決定しました。
●収支報告書修正の可能性も/現金出納帳などの提出請求を決定
ところで、今日の証人尋問で阪本証人は、「竹山おさみ連合後援会」の収支報告書に掲載されている「コピー機カウンター料」「宿泊代」などについて、「選挙費用に入れることも検討しなければならない」と証言。さらに、「固定電話代」の領収証についても「調査したい」と答弁。堺市選管に提出済みの「市長選挙運動費用収支報告書」が修正される可能性も出てきました。
これらのことを踏まえて百条委員会では、市長選費用の会計処理に関わる現金出納帳などと連合後援会の会計処理に関わる現金出納帳などの提出を求めることを決めました。