沖縄2日目の訪問先は、宜野湾市にある佐喜眞美術館です。昨年、堺市の「自由都市・平和貢献賞」を授賞された佐喜眞道夫館長のお話を伺いたくて訪ねました。折しも、同館で今日から始まる國吉清尚展のレセプションにもご招待を受けて参加。作家の遺族(母と妹)や同展関係者と懇談する機会を得ました。
続いて、同館設置の目的となった丸木位里さんと俊さんの作品「原爆の図」を、館長ご子息の解説で鑑賞。ご子息の案内で屋上から普天間基地を見ました。
約2時間滞在した同館を館長やご子息に見送られて辞し、名護市辺野古へ。大浦湾の対岸から埋め立て現場を見た後、キャンプシュワブのゲート前で続く座り込みの現場も訪ねました。
その後、埋め立て土砂を搬出する名護市安和の琉球セメント桟橋へ。おびただしい入場待ちダンプカーが道路上に並び、ゲート前で抗議する人々の様子を見ました。暑さ対策のために抗議活動もときどき木陰で休憩するようで、その際、リーダーの山城博治さんからお話を伺うことができました。堺市議会が昨年2月に可決した「国と沖縄県との誠実な対話を求める意見書」は無視されたようですが、沖縄の人々の粘り強い抗議活動に感服しました。
その後、2000年にユネスコ世界遺産に登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つである今帰仁城趾へ。