決算委員会の総括質疑。台風21号への対応状況についての11局の答弁をまとめると、災害対応の中核を担う危機管理室、災害ゴミの処理に追われる環境局は別として、ほとんどの局で台風後の2日間(5日・6日)が超多忙であったことが窺えます。
もし、台風接近で休会とした4日以後の本会議をさらに2日遅らせ、各常任委員会と決算分科会の開催を13日、14日、18日に繰り延べる日程変更(上表)をしていたら、発災日から3日間、職員は災害対応に専心できました。
5日の議会運営委員会でそのことを提案しようと思ったのですが、「7日は市長が一日出席できない」との説明があって、あきらめました。しかし、当日の市長の動静(下表)を確かめたら、午後1時~府庁で世界遺産関連の会議に臨んだ他は、ほぼ堺市役所内か近辺で執務しています。また、府庁の会議は「代理出席も可能だった」と市長公室長が答弁しました。
にもかかわらず、秘書課と議会との間で正確な情報確認ができず、誤認識に基づいて議論が進み、5日・6日に本会議が開かれました。あのとき、もう一歩踏み込んで再確認を迫るべきだったと反省しています。その結果、市民から「議会開会を阻止したい」との批判(6日のアクション日記)が届く事態となったのです。
質疑の最後に、私は「市民の皆さんにお詫びする」と発言。その上で、今回の事態を今後の災害発生時の教訓にすべきだと主張しました。