●朝日新聞(2018.6.13)が報道
昨日の大綱質疑で議論した堺高校准校長によるパワーハラスメント事件のことが、朝日新聞の朝刊で報じられています。毎日新聞や毎日放送でもニュースになっていますが、2人の先生が職員証の作成に応じなかったことが印象に残り、准校長によるパワーハラスメントが弱められています。もしかしたら、市教委がそんな説明をしたのでしょうか。
●作成が遅れた理由は?
朝日新聞の記事にあるように、1人の教員が職員証作成を拒んできたのは、「教育上の信念」です。定時制教員が職員証で管理される勤務時間は、12時45分〜21時15分。16時30分頃から生徒の登校が始まり、21時の授業終了後に生徒の相談に応じるのだそうです。クラブ活動や補修が終わるのは22時15分。「定時制高校に通う生徒は様々な背景を抱えていて、教師が勤務時間に縛られたら十分な対応はできない」と、その先生は言います。
もう1人の先生は、作成の際の写真の取扱いを巡っての疑問などに管理職がきちんと答えないという事態が長く続いていました。
これらの事情に市教委が適切な対応しなかったため、職員証の作成が遅れていましたが、現在は両教員とも作成に応じています。
■同僚教員から寄せられたメール
今朝の記事を読まれたのでしょうか、同校の同僚教員と推察される方からのメールが届きました。「その先生は、自分の自慢をしない人なので長谷川議員には言ってないと思いますが、彼は毎日、21時15分の終業後も残って、22時すぎまで、マネジメント系の生徒がパソコン検定を受けるための補習を、誰に指示されたわけでも命令されたわけでもなく、周りに吹聴するわけでもなく、黙々と続けています。参加生徒は2〜3人だったと思いますが、正月ごろには生徒が6〜7人になったので、(自腹で)『パソコンを1台買った』と言ってました」