昨夜は、田辺市内に宿をとり、正午から行われた泉正徳さんのご葬儀に参列させていただきました。泉さんは、5月23日午後2時頃、ご自宅で仕事中に倒れ、緊急入院した新宮市立医療センターでその日の7時過ぎに永眠されたとのこと。治療が困難な脳出血だったそうです。
本宮町議だったご父君の泉幸徳さんが私を初めて訪ねて来て下ったのは、1985年7月17日でした。その後の交流の中で、1998年に堺市と旧本宮町は友好都市提携に至りました。右の写真は、提携に尽力した元堺市議・辻林幸雄さん、同・菅原隆昌さんと共に訪問した泉家の玄関前で、2012年5月19日に撮影したもの。左端の正徳さんは、当時、会社勤め。3年後の2015年県議選で2期目の当選を果たされました。
北部地域整備事務所の煙突アスベスト除去工事について、昨日の検証作業の結果の報告を受けました。一般社団法人「建築物石綿含有建材調査者協会」の調査により、危惧したとおり、除去残しがあることが判明しました。しかも、測定会社が指摘した場所以外からも除去されなかったアスベストが発見されたとのこと。報告を受けて、私のコメントを次のようにまとめました。
@測定会社が指摘した煙道部分だけでなく、横引きダクトの接続部分でもアスベスト残存が見逃されていたことが判明した事実は非常に重い。
A当該除去工事において堺市が「工事完了」と判断したのはなぜか?について、5月議会であらためて質さざるをえない。
B測定会社の指摘を顧みることなく、「工事完了」として工事代金の支払いに至った事務の執行についても検証が必要となった。
C上記状況を踏まえれば、「測定結果報告書」の一部抜き取り、隠ぺいは意図的であったのではないかとの疑いが生じる。この点においても検証が必要である。
D今回の検証結果により、アスベスト除去工事の「完了検査」の必要性が確定した。市が発注する公共工事はもとより、市内の民間工事における完了検査の仕組みづくりに取り組むことが、堺市の責務となる。前議会でも指摘しているが、引き続き、議論を深めたい。