《2017.12.7〜8》
(1957)

※12月6日以前の日記は、前ページに掲載

12月7日(木)大阪駅から「スーパーはくと」で、智頭線の車窓風景を楽しみながら鳥取へ。

先週金曜日に「森のようちえんどんぐり」の活動を見て、森のようちえんの公的な認証制度を設けている鳥取県の子育て支援施策を調査してみようと思いたちました。急なお願いを快く受け入れて下さった、同県子育て王国推進局子育て応援課を訪問。課長補佐の稲村潤一さん、保育・幼児教育担当係長の西村英士さんから、とても丁寧なご教示を受けました。

そして今日は、「実際の保育現場を見てみたい」という不躾な願いも叶えて下さって、県が認証している「風りんりん」の活動現場に案内していただきました。
朝9時すぎ、鳥取駅の西方5qほどの特養駐車場の集合場所に到着。風りんりん主宰者の徳本敦子さん、同スタッフの河上啓子さんを紹介していただきました。その後、雷注意報が出ていることもあって、避難施設が整った「出合いの森」へ移動。
風りんりんには今年18人の園児(5歳5人・4歳3人・3歳6人・2歳4人)が在籍しているのですが、今日は16人が参加。駐車場から歩き始めると雨が降り出し、すぐにアラレになって、子どもたちは大喜びです。
ドーム型管理棟の軒先で朝の会をしていると雨が上がり、隣接する芝生広場で遊び始めました。1時間ほどして、園内にある森に向かい、途切れた道から急斜面の林にどんどん分け入ります。
これらの行動は、すべて子どもまかせ。付き添っているスタッフ(徳本さん、河上さんのほか1人)は、何の指図もしません。私が、子どもが脱ぎ捨てて雨に濡れている帽子を拾って軒下に移したり、森の入口の扉の操作を助けようとしたら、「子どもらが、自分で考えます」と注意を受けました。
大人は見守るだけ。その徹底した指導方針は、すぐに理解できました。午後2時過ぎまで、ずっと側で見させていただいていると、子どもたちが互いにいたわり、仲間で問題を解決するシーンを何度も目撃。たった1日でこんなに感動したのですから、毎日毎日の森のようちえんの活動がどれほど大きな教育力を発揮しているか、改めて考えさせられました。もっともっと見てみたい保育・幼児教育の現場です。

12月8日(金)鳥取は昨夕から雨。時折止み間はありましたが、雷注意報も出て荒れ模様。

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