台風接近に備え、堺市は朝9時に危機管理センターを設置。正午には市内110か所の避難所が開設されました。竹山市長も選挙運動を中断して「公務」に専念だそうです。4年前の選挙でも、大和川の増水に対応して現場に赴いた竹山市長を、当時の橋下大阪市長が自宅からツイッターで批判。どちらが市民の安全への責任を果たす態度か…と話題になりました。
ところで、午前中に所用があって新金岡団地内を自転車で通行中、一方の維新・永藤候補が選挙カーの屋根の上で演説していました。もちろん、現職ではないし、選挙活動をしていることを批判する気はさらさらありません。しかし、団地住民からの反応はなく、聞いているのは建て替えで高層になった府営住宅の“建物”だけ。反対側の公社住宅も高齢の居住者が多く、皆さんはきっと台風への備えを心配されていたのではないでしょうか。維新の市議が一人付き添っていましたが、何となく「危機意識を持たない人が、場違いの所にいる」という感じでした。
●対がん協会のセミナー
さて、今日午後は、大阪対がん協会のセミナー「がんと就労〜仕事をしながらの治療〜」を聞きに行く予定でした。電話で確認すると開催するとのこと。会場のアサコムホール(朝日新聞社)に赴きました。
若手研究者講演として、堺市立総合医療センターの濱口佳子さん(看護局副師長)が、「がん治療を受けている患者を雇用する企業が抱える困難とニーズ」についての研究成果を発表。この研究は、対がん協会による「平成27年度がん研究助成奨励金」を受けたそうです。
今朝の朝日新聞は、「堺市長選、現職が維新新顔にやや優勢」と報道。産経新聞も共同通信の調査で「現職竹山氏が先行、都構想58%が堺市参加に否定的」と報じています。しかし、まだ3割〜4割の人が態度を決めていないようで、両陣営とも最後まで必死でしょう。
今日は、竹山候補応援のため、自民党が新金岡駅前、また民進党が堺東と三国ヶ丘駅前で演説。自民党弁士は自分の宣伝をするのがお好きなようです。片や民進党の枝野、辻元、福山各議員のスピーチは迫力がありました。
維新への支持が伸びないのは、多くの堺市民が「都構想隠し」を見破ったからでしょう。同じように、安倍首相による“森友・加計”隠し陰謀による国会解散に対しても、私たちは厳しい目を向けなければなりません。