昨日の大綱質疑で取り上げたマクドナルド浜寺店の解体工事のことを知らせて下さった古川和子さん(中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会会長)から、西区のある病院の解体工事についても調べてほしいとのメールが、写真を添えて届きました。
環境保全部に連絡すると、すでにパトロール中に見つけて、現場を確認済とのこと。やはり、事前調査の掲示などで指導し、さらに説明を求めている事項もあるようです。民間の解体工事をめぐっては、監視体制のいっそうの強化が必要だと感じています。
百条委員会の議決により、堺市長に記録提出を求めた、アルバイト代の領収証コピーが開示されました。「私人の住所、氏名」が含まれことから、議長の要請もあって今日の百条委員会を秘密会とし、その席上での閲覧となりました。委員全員が共有したこの情報を基に、今後どのような調査を行うかは、後日協議することになります。
●大阪か弁護士会の共謀罪シンポ
そんなわけで少し出発が遅れたのですが、夜、大阪弁護士会館で開かれた「共謀罪 名前を変えてもレッドカード」というシンポジウムを聴きに行きました。元法相の平岡秀夫弁護士弁護士(東京第一弁護士会)の講演後、大阪弁護士会の永嶋靖久、太田健義両弁護士が加わり、太田氏の司会で討論。最後に、伊賀興一弁護士(共謀罪法案対策PT座長)が「法案が成立すれば、共謀のありやなしやを探知する捜査に変わる」と、国民の人権や権利が脅かされる危険性を400人近い聴衆に訴えました。
さて、大綱質疑の本会議は今日で終わりました。大阪維新の会が、秋の市長選を意識して盛んに攻撃をしかけていましたが、薄っぺらな中身からは発言者の勉強不足が窺えました。自民党やソレイユ堺の議員が完全に論破していましたが、来週から始まる予算委員会や常任委員会での議論を通して再反論できるのでしょうか。3日間の維新議員の主張を聞く限り、市政を担う力量は見えません。
お昼過ぎ、古川さんから連絡があった病院の解体現場(西区津久野町)を見に行きました。「石綿に関する事前調査の結果」の掲示が、府条例に定める大きさではありません。堺市環境対策課が指導したはずなのに、業者には是正意思がないのでしょうか。
今日は大きなニュースが続きます。韓国で朴大領の罷免決定、森友学園の学校設置申請取り下げ、自衛隊の南スーダンからの撤退。夕方のテレビニュースは混線気味でした。