《2016.12.14》
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※12月13日以前の日記は、前ページに掲載

■総務財政委員会で「喫煙室廃止の請願」は不採択!!
堺市議会は1日2委員会開催で、今日は総務財政委員会も開かれていました。閉会後に確認したところ、市民から出されていた議会フロアの喫煙所廃止を求める請願は「不採択」となったそうです。
採択に反対したのは、前議会で喫煙所廃止を言い出した大阪維新の会のほか、公明党、自民党、ソレイユ堺の4会派です。この4会派は、別に「受動喫煙防止対策強化に関する決議」(案)を提案しており、その文案に「喫煙所撤去」をうたっています。このことから「まさか」と思っていましたが、請願への反対理由はソレイユ堺の西てつし議員が4会派を代表して述べたそうですから、「4会派の談合」は明らかです。この調子では、決議案にある「喫煙所撤去」をほんとうに実行するのかさえ疑わしくなってきました。維新の会の「身を切る改革」もポーズだけなのでしょうか。反対討論の録音を入手したので、明日の日記で「4会派」の言い分をお知らせします。

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健康福祉委員会では、まず、12月8日の新聞に大きく報道された石綿含有がれきの飛散事件で職員が送検されるという記事について、改めて市長に質問。竹山市長が「庁内連携が不足し、あってはならないミスを起こした」と答弁したことを踏まえ、今日の本論に入りました。
●2年前、明らかになった麻袋再生業によるアスベスト被爆
およそ40年ほど前、アスベストの運搬に使われ麻袋を再生する作業が堺市内で盛んでした。現在の堺区、中区、北区などで家内作業として行われ、従事した大人だけでなく、手伝った子どもにもアスベスト被害が及びました。2014年4月、被害を受けた人たちがそのことを公表して、堺市内でもそのようなアスベスト被災があったことが明らかになったのです。
堺市はこの事態を受けて環境省とも交渉の上、昨年から検診を実施しています。ただ、麻袋の作業にかかわった人たちの多くは、それが原因となって自分の健康が脅かされていることを知りません。また、実際にどこに作業所があったのかも確定していません。
●患者と家族の会の皆さんによる地道な取り組みに、市長が連携を約束
2年前に被害を公表した皆さんは、「中皮腫・アスベスト疾患疾患・患者と家族会」に参加し、独自のチラシを配布するなどして受診を呼びかけています。また、作業所のあった場所を調査するなど、被災の実態を解明しようとしています。そこで、「堺市としても、市民との共同作業で実態把握に努めるべきではないか」と提案。すると市長は、「市民の健康を守ることは堺市の責務だ。住民とどのような形で連携できるか十分考えたい」と答弁しました。傍聴されていた関係市民も納得されたようで、連携作業による施策の充実が期待されます。今回のアスベスト飛散事件への対応も含め、堺市がアスベスト対策の先進市となることを求めました。

12月14(水朝11.2℃から気温はどんどん下降。沖縄では、恐れていたオスプレイ墜落。